残雪の白山
トレーニング開始から一ヵ月半、効果測定のため6/12(火)~13(水)にかけて残雪の白山へ。
荷物はエベレストトレッキングとほぼ同装備で、食料・飲み水込みで約10kg。
リュックはもう20年近く前の物だが、今回の山行でも特に問題なし。
上りはゆっくり目のペースで、ほぼ標準タイム。
脈拍、呼吸数も特に乱れなし。
別当覗きを過ぎ、甚之助避難小屋手前から登山道に残雪が現れる。
途中出会ったのは、ガスのため引き返してきた登山者1名のみ。
到着した甚之助避難小屋は昨年新装され、見違えるほど快適になった。
展望のきく前庭で、テーブルに座って食事すれば、ちょっとした山岳リゾートにいる気分になる。
休憩していると、段々とガスがかかってきた。
夕方から雨との予報もあり、この小屋で泊まることにした。
後から京都からの登山客も登ってきて、その晩の宿泊は二人。
翌日、下界は雲の中だが山は快晴。
設置されている旗を目印に、残雪をトラバースし、
黒ボコ岩直下を登る。
晴れの予報のため、この日は朝からかなりの人が登ってくる。
弥陀ヶ原は残雪でびっしり。
久しぶりに白山頂上へ
頂上からは雲の切れ目から、立山や乗鞍方面がちらりと望めた。
室堂で昼食をとり下山にかかると、弥陀ヶ原にはすっかりガスがかかってきた。
黒ボコ岩からの下りはちょっと怖い。
ピッケルがあると安心だが、持ってこなかった。
途中、ガスが濃くなり標識の旗が見えなくなる。
踏み跡を頼りになんとか甚之助避難小屋へ。
遅く登ってきた人はあきらめて引き返していた。
ここから先の下りは無理をせずにゆっくりと。
3時半過ぎに別当出会に到着。
効果測定としてはまずまずだったのだが・・・。
翌々日にふくらはぎと大腿四頭筋に激しい筋肉痛が発生。
下半身の筋力強化には時間がかかるようだ。
エベレスト街道では標高差1,500メートルの急坂を一日で下るようなところは無いので、
まあ良しとしましょう。
エベレストトレッキングは地元住民の一般生活道を歩いて旅行するだけなので、白山登山に例えると、自動車がなかった時代に徒歩で白山山ろくの村々を周遊するようなものだ。
それでいくと白峰村はナムチェ・バザールだな。
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