パソコン・インターネット Feed

2023年6月22日 (木)

スマホ通信費の相談にのったところ・・・

 スマホの通信費の会話がきっかけで、先月から立て続けに二人の知人からスマホの契約について相談を受けた。

 いずれも私よりひと廻り年長で一人暮らしの老人。共通点は80才を超えているということと、クレジットカードを持っていないということ。それと通信の契約がAUということ。

 クレジットカードを持っていないため、格安SIMへの乗り換えの選択肢は限られてくる。一人はUQモバイルに契約を変更し、SIMの差替えもしてあげた。インターネット割引の対象なので適用後には月額通信費が1,000円程に収まるようになる。AUからUQへの乗り換えは同系列なので超簡単だ。支払口座情報も、身元証明情報も求められない。SIMの送料さえもかからない。

 もう一人もUQモバイルに変更してあげようと思ったのだが、6月からメニュー改訂があり料金が実質値上げとなってしまった。UQに変更してもお得感はなくなってしまったので、オプションプランを見直して不要なものを解除してあげることにした。別居する家族とはLINEで連絡し、他にはほとんど電話をすることがないというのに24Hかけ放題プラン(60歳以上は880円/月)に入っている。そうしたいくつかのオプションを見直したところ月額通信費は2,000円程になる見込みとなった。

 二人ともに共通して加入していたサブスクリプションサービスが「AUスマートパスプレミアム」、月額料金は548円だ。AUのネットショップでの送料が無料とか、音楽、雑誌などのエンタメが無料とか、50Gのクラウドストレージが付いてくるとかのサービスなのだが、二人ともクレジットカードさえ持っていなくてネット通販にはそもそも縁がない。PCやスマホを使ったエンタメにも興味がないし、クラウドストレージがどういうものなのかも知らない。

 そんな必要もないサブスク契約をなぜしたのかだが、容易に想像ができるのは客が無知識なのを良いことに、サービス内容の説明をきちんとしないまま契約を誘導をしたのではないかと言うこと。契約実績を上げて利益を出すためだ。

 AUに限ったことではないのだが、無駄なオプション契約をしていないか。必要のないサブスクリプションサービスに入ってないかをきちんと再確認した方が良い。たとえ月額ではわずかでも毎月毎年も支出を続けていくと馬鹿にならない金額となる。

 限られた年金収入をそうした無駄なことに使うのは馬鹿げている。電気料金が値上げになることもあるけど、もっとましな使い方があるはずだ。

 AUスマートパスプレミアムの概要はこちら

2023年6月 2日 (金)

MiniPCを常時稼働させファイル共有PCに

 4月にintel N100が組み込まれているMiniPCを購入した。超小型ながら、オフィス用途には充分な性能を持ち、それでいて消費電力が少ない。アイドル時で10W程度らしい。

 この特性を活かして、常時稼働させるファイル共有マシーンとして使うことにした。

 ちょうど現在使っているNAS(Network Attached Storage)が10年を経過し古くなっている。内蔵させているハードディスクも稼働3万時間を超えてきてそろそろ危ない。新しいハードディスクを買うとしても2TBクラスのものは容量に比べて今では割高になってしまっている。NASに見切りをつけてファイルサーバーとしての機能をMiniPCへ移行させることにした。

  まずはストレージの拡張だ。大容量のSSDが安くなってきたこともあり1TBの容量のものを購入し、MiniPCに組み込んだ。

Dscn4137_1306

 次に毎日定時に自動起動し、定時に自動シャットダウンするように設定した。

 あとは組み込んだSSDの共有を設定し、家にあるどのPCからもアクセスできるようにした。

 ベンチマークを走らせたところ、NASのハードディスクより数段早くなった。

 大量に写真を格納しているフォルダーを開いてみると、サムネイルがスムーズに表示されるようになり、快適度がグンとアップした。

 おっと、肝心なのがデータのバックアップ。ネットワーク経由でメインPCに定期バックアップさせるようにした。

NASのHDDNashdd_1307

MiniPCの共有SSDディスクNetacerssd_1308

参考にしたサイトはこちら

2023年4月16日 (日)

セカンドPCを更新

 家族用のセカンドPCとして、自分用に使っていた古いPCを廻していた。さすがに能力の限界が来ているらしく、Windows10のアップデートがなかなか終わらない。普段でも立ち上がってからのCPU使用率が50%前後のままで、それが延々と続いてなかなか下がらない。なにしろ2008年に組み立てたものなので、15年も使っているやつだ。

 セカンドマシン用にはノートPCが持ち運べて便利なのだが、それなりの性能のノートPCは価格も高いので選択肢からは外れる。PCを持って外出するようなこともない。

 そこで小型のPCを検討してみた。最近になってIntelから性能の良いローエンドCPUが発表され、それを組み込んだMiniPCが売られている。主に中国メーカーから発売されているのだがそれなりに評判も良い。何しろ値段が手ごろだ。

 最終的に決めたのは"TRIGKEY G4"と言う製品でIntel N100という最新のCPUを備えている。   N100はローエンドながら、これまで使っていた"Core2 Duo E8400"と比較して5倍以上の処理能力を持っている。メモリーも16Gを搭載し、ストレージはM.2 NVMe接続の500G SSDだ。その上に、性能は5倍以上になっても消費電力は1/10ぐらいで済んでしまうようなので、普段の運用コストが断然安くなる。

 このなかなかのスペックを持つPCがWindows11pro込みで26,800円なのだから、かなりのお買い得だ。ちなみに、Windows11ProのOSを単体で買うと2万円ぐらいもする。

 届いたものを早々にセットアップした。とにかくあきれるほど小さく、ケースの容量が0.48Lしかない。これまで使っていたミドルタワーケースが41.4Lぐらいなので容量比で約86分の1。

Dscn4108_1266

Dscn4111_1267

 肝心の性能だが、ウェブ閲覧やオフィス作業には充分なもので、快適に使用できる。

 このPC、小型ゆえに部品を追加したり交換したりすることはできないのだが、性能不足で困ることは当分ないだろう。

20230416_091555_2

 もはやパーツを集めてPCを組み立てることは割高になるだけのようだ。マニアックにゲーム性能を極めようと思えば別だが、お値段も消費電力もとんでもないことになってしまう。

 メーカーは違うがまったく同じ製品のレビューが出ていた。こちら

2023年3月11日 (土)

ハノイでスマホ

 事前にベトナムのSIMカードを入手し、出発前日にスマホに差し込んで一応の設定をしておいた。

 ハノイに到着すると問題なくデータを受信する。私のスマホの場合、日本のシムを通話用にベトナムのシムをデータ用にと設定するだけでよかった。思ったより簡単で、結果もオーライだった。

 主な用途は地図アプリの使用。ナビ機能に頼るのは良くないので、自分の現在地を確認したり、観光情報の収集をしたりだ。

 それと配車アプリの使用だ。ベトナムではシンガポール発祥のGrabというアプリが普及していて目的地や現在地を入力してクリックしていくと数分で車がやってくる。支払はカードなので運賃清算の面倒もない。ベトナム都市部のタクシーは評判があまり良くなかったこともあり、旅行者にとってはタクシーを拾うよりも配車アプリの方が安心かつ便利だ。それの副作用なのだろうが、ハノイ市内ではタクシーが淘汰されているようで、見かけることが少なくなっていた。

 ひとつだけ落とし穴があった。日本からの電話着信やSMSがまったく入ってこない。帰国してから調べると、私が使っている日本の格安シムでは海外で使用したい場合には事前の申し込みが必要とのことだった。

 留守中に大事な用件は発生しなかったので、結果としては問題は起きなかったのだが、万一の時のために次回からは事前申請をしなくてはと思う。

2023年2月10日 (金)

ベトナムのSIMカードを入手

 久しぶりに海外へ出かける。行先はベトナムのハノイだ。

 スマホデビューが2020年暮れなので海外でスマホを使える機会は今回が初めて。

 これまでは古い小型タブレットに地図データをダウンロードし、現地ではオフラインで使っていた。連れ合いが持っていたiphoneはSIMロックされていたこともあり日本の通信キャリアと海外ローミングのパッケージ契約をして必要最小限だけ使っていた。

 2年前に買ったAndroidスマホはデュアルSIM仕様なので、現地のデータ用SIMを挿せばリアルタイムで情報を得ることができる。

 それなので事前にSIMを入手することにした。届いたのがこれ。

Dscn4012_1238

 裸のSIMカードとA4の説明書だけのシンプルなもの。お値段530円なのでそんなものでしょう。

 その値段で1日あたり4GBのデータを20日間使えるのだから素晴らしい。今のスマホのデータ通信契約は一ヵ月500MBしかないのだが、使い切って困るようになったことがない。

 問題は初期設定と二つのSIMを使い分ける方法だ。時間はあるのでボチボチと勉強することにするが、現地で電波を受けてからでしか確かめられない。

2022年12月15日 (木)

起動時に警告がでるのでメモリーの設定を微調整した。

 7月にデスクトップPCのメモリーを「DDR4-2666規格品」から「DDR4-3200規格品」へとアップグレードした。ただし「DDR4-3200」と言っても電圧を通常より高める必要がある製品で、いわゆる「オーバークロックメモリー」だ。すんなりと規格どおりに動くとは限らないやつ。

 以来電圧を上げたり下げたりして消費電力を抑えながら最大の能力が発揮できるように調整してきた。その結果、ここ一ヵ月間は安定していて、なんの問題もなく動いていたのだが、ここにきてBios起動時のチェックに引っかかるようになり「F1キーを押してバイオスの設定を見直すように」との警告がでるようになった。

 警告を無視し、そのまま再起動すると問題なくWindowsが立ち上がり、問題なくオフィス作業やネット閲覧ができるのだが、起動の度に警告が出て再起動することになるのは相当鬱陶しい。

 そこで最後の手段、SOC電圧を高くすることにした。SOC電圧はRyzen環境でのメモリーコントローラーの電圧のこと。標準は1.00V。

 それまでは標準電圧に+0.0125Vを加圧する設定だったのだが、2段階上げて標準電圧に+0.03125を加圧する設定へと変更した。それでようやく起動時のチェックに引っかからなくなり、そのままWindowsが立ち上がるようになった。

 このまま安定稼働すれば良いのだが・・・。 

Dscn3900_651

2022年11月 9日 (水)

SSDが安すぎたので、ついついまたひとつ

 現在販売されているPCはストレージにSSDを用いているものが主流となってきている。ストレージへのアクセスの遅さがPCのボトルネックだったのだが、SSDによって劇的に改善されPCの快適度は格段に向上した。

 初めてSSDを買った時のことを調べてみたら2009年のことだ。IDE接続のもので容量は32GB、お値段はというと7,698円だった。

 以来何個ものSSDを買って、ノートPCのハードディスクを入れ替えたりしてきた。とりあえずSSDは間に合っているのだが、格安のSSDを見つけたものだから、またまた手が伸びてしまった。

 そのSSDは”SUNEAST”という見かけないブランドのもの、本社は大阪市とのことで3年間の保証もある。

 値段はと言うと256GBのものが2,690円也。充分に格安なのだが、それに1,000円の割引クーポンが付いてきて支払は1,690円だった。

 パッケージは簡素だけどちゃんとしている。

Img_20221108_162203_617

Img_20221108_162302_618

 値段が値段だけに普通に考えれば安物買いの銭失いになるはずなのだが、10年以上前のノートPCに取り付け、LinuxMintをインストールして快適に使えている。ネット上での評判もまずまずだ。

  ベンチマークを走らせてみた

 転送速度↓20221109_134453_620_4

 読み書き回数/秒↓20221109_134542_619_3

 古いPCなのでSATAの規格は2.0、転送速度の上限規格値は300MBしかないのだが、ほぼ使い切っている。ランダムアクセスもなかなか良い感じだ。

 送料も無料だし。どうやって利益を出しているのか。

2022年9月14日 (水)

余ったSSDをNASのバックアップ用に

 SSDが1個余ることになった。SanDisk社の製品なので品質には定評がある。すでに8TB書き込まれているのだがCrystalDiskInfoでは余寿命も100%のままだ。

Sandisk_568

 そのSSDを外付け用のUSBケースに組み込んだのだが、特に使い道が思い浮かばない。ようやく思い付いたのがNAS(Network Attached Storage)のバックアップ。手間暇かけて大きいエクセルファイルを作った時などにバックアップしているのだが、マメにバックアップするのに越したことはない。

 NASには定期的にバックアップする機能があり、SSDをそのバックアップ先として使うことにした。SSDをNASに接続し、NASの設定メニューからスケジュールバックアップを設定した。放っておいても一日一度はバックアップしてくれる。

Nasbup

 NASは2台のハードディスクでミラーリング(RAID1)しているのだが、データ消失の危険はどうしても残る。そのうえX-RAIDというメーカー独自の特殊なRAIDでミラーリングしているので、NAS本体のハードが故障するとややこしいことになるらしい。

 本体が故障したとしても残されたディスクが無事であればそこからデータを取り出せば良いのだが、X-RAIDではその作業が難しいとのことだ。データ取り出しに成功したと解説してあるホームページはあるのだが、Linuxのコマンドをいろいろと駆使しなくてはいけないので、何のことやらさっぱり理解できない。

 その点、外付けのSSDにデータをバックアップしてあれば、NASのハード自体が壊れてしまったとしても、SSDをWindowsPCに繋ぎ換えるだけで即座にデータにアクセスできる。

 今頃になって「転ばぬ先の杖」もないのだが、安心感はぐっと増した。難を言えばSSDの容量が少ない事だが、オフィス関係のデータだけであれば当面は不足することはなさそうだ。

Dscn3754_566_599

2022年9月10日 (土)

久しぶりにSSDのクローン作業

 SSDのクローン(複製)は久しぶりの作業。過去に成功したフリーソフトを使って作業してみた。

 EaseUS Todo Backup→クローン作業は完結するのだが、起動しない。

 AOMEI Backupper→クローン作業は完結するのだが、起動しない。

 Minitool Partition Wizard→無料版ではクローン不可となってしまった。

 あきらめかけたのだが、クローン先のSSDはSamsung製なのだ。確かクローンソフトを提供していたはず。調べてみるとメーカー純正の"Data Migration”と言うのがある。使い易いとのことだ。

 早速インストールして作業に入る。クローン作業だけに特化したソフトなので余計な機能がない。操作にあれこれ迷う必要がなく、すこぶる使い易い。数クリックするだけで作業は完了した。結果は見事に起動し、以前のようにWindowsが使える。

 メーカ純正のソフトは間違いがないとの結論となった。

 手順としては

 ①「Data Migration」をPCにインストール

 ②USBケースにSamsung製SSDを入れてPCに接続

 ③「Data Migration」を起動しクローン作業を完了させる。

 ④Samsung製SSDをUSBケースから取り出し、PCのSSD(HD)と交換

Dscn3752_565

2022年8月29日 (月)

linux mint 21を試してみた

 余り物のSSDに最新のlinux mintを入れてみることにした。入れてみたのはフル機能バージョンの“Cinamon“。

 USBメモリーにISOファイルを書き込み、USBメモリーから起動させる。起動したlinux mintから更にインストール作業に入る。インストール中にネット接続させておけばドライバーもすべて適応されるので、インストールが終わればすぐに使えるようになる。実にあっけない。

 ネットワークで接続されているキャノンのプリンターでさえも、なにもしなくても印刷できるようになったのには驚いた。

 youtubeで4K60P動画を再生させてみると問題なく再生できるのだが、CPU使用率が25%ほどになる。CPUはRyzen5 5600G。

 Windows10環境では5%ほどなので、LinuxではCPU内蔵グラフィックチップであるVEGAの動画再生支援が働かないようだ。

 たいていの作業はGUIメニューから操作できるのだが、少し込み入るとコマンドを打ち込まなくてはいけなくなるのがちょっと敷居の高いところ。

Dscn3740_550

Screenshot_from_20220830_071347

 メモリーも結構消費するので、PCにそれなりの性能がないと運用は苦しい。

tool