パソコン・インターネット Feed

2022年8月29日 (月)

linux mint 21を試してみた

 余り物のSSDに最新のlinux mintを入れてみることにした。入れてみたのはフル機能バージョンの“Cinamon“。

 USBメモリーにISOファイルを書き込み、USBメモリーから起動させる。起動したlinux mintから更にインストール作業に入る。インストール中にネット接続させておけばドライバーもすべて適応されるので、インストールが終わればすぐに使えるようになる。実にあっけない。

 ネットワークで接続されているキャノンのプリンターでさえも、なにもしなくても印刷できるようになったのには驚いた。

 youtubeで4K60P動画を再生させてみると問題なく再生できるのだが、CPU使用率が25%ほどになる。CPUはRyzen5 5600G。

 Windows10環境では5%ほどなので、LinuxではCPU内蔵グラフィックチップであるVEGAの動画再生支援が働かないようだ。

 たいていの作業はGUIメニューから操作できるのだが、少し込み入るとコマンドを打ち込まなくてはいけなくなるのがちょっと敷居の高いところ。

Dscn3740_550

Screenshot_from_20220830_071347

 メモリーも結構消費するので、PCにそれなりの性能がないと運用は苦しい。

2022年7月26日 (火)

PCのメモリーを交換

 3年前に組み立てたPCには「DDR4-2666」という規格のメモリーを組み込んだ。

 そのメモリーを「DDR4-3200]相当にオーバークロックさせて使用していたのだが、最近になって頻繁にバイオスがセーフモードで立ち上がるようになり「F1キーを押してセットアップしなさい」と表示されるようになった。動作電圧を上げたりタイミングを緩めたりしたのだが、改善しない。

 規格どおりの2666で動作させれば問題ないのだが、どうにも面白くない。そうしたところに3200規格の手頃なメモリーを見つけてしまったので、ついついお買い上げとなった。お値段は6,290円也。

 G・Skillというメーカーのもの。タイミングは16-18-18-38なのでこれまでより高速に動作する。ただし動作電圧が1.35Vなので消費電力は増えてしまう。

Dscn3671_520

 交換後にメモリーの性能をベンチマークソフトで計測してみると・・・。確かに早くなっている。

20220724gskilldefo_521

 もう「F1キーを押せ」とは出なくなったし、ベンチ結果も高速になったので、結果はめでたしめでたし。取り外した元のメモリーは結構な価格で処分でき、今回の投資の8割程は回収できた。まあ、悪くないグレードアップだった。

 追記)動作電圧を1.2Vに下げても問題なく動作する。しばらくはそれで慣らし運転を続けてみる。

2022年3月 3日 (木)

大型CPUクーラーを導入

 最近導入したCPUのRyzen5 5600Gは公称TDPが65Wで性能に比べて発熱が少なく、電力効率に優れているとの評価が高い。ただ、付属するCPUクーラーはAMD純正の中では最低限のもので、見た目にもちょっと頼りない。試しに高負荷がかかるストレステストを行ってみると10分後にはCPU温度が90℃を超えてしまう。

 今の時期にそれでは、夏場に室温が上がるとCPUの性能が低下してしまうことが考えられる。熱でCPUが破損しないように安全装置が働くからだ。そこでCPUクーラーを純正の「Wraith Stealth」から大型のものに変更することにした。

 評判が良くて安いものを探してみた結果Deepcool製の"Gammaxx 400"を発注した。お値段は1,990円と格安だった。

 箱から取り出してみるとでかい。冷却フィンのおよその体積が純正のものと比べて20倍ぐらいもある。冷却用フィンの表面積で比べると更に多い。

Dscn3463_390_393

 まずは装着、四苦八苦しながらパソコンへの取り付け作業を完了させた。PCケース内はスカスカだったのだが、このクーラーがドカンと鎮座することになった。それもUFOのように青白く光り輝く。

Dscn3474_391_392

 組み込み後にさっそく効果を確認してみた。ストレステストでは90℃だったものが67℃へと劇的にCPU温度が低下した。総合ベンチマークのPCMARK10を試しに走らせてみたところ、それまでのスコア6,458が6,637へと向上。CPUMARKも20,880から21,160へとアップした。

 高負荷稼働時でもCPU温度を低く保つことができるようになり、その結果として動作クロックが低下せず、本来の性能が引き出せるようになったためだと思われる。調べてみると最近のCPUは進化していて、自身の温度に合わせて動的に動作クロックを変化させているとのことだ。(温度が高くなるにつれて、徐々にクロックを落とすようになる。)

 こんなにはっきりと効果がでるとは思わなかった。投資の効果としては悪くない。ただ、オフィス作業やネット閲覧程度には純正クーラーの冷却能力で充分事足りる。

20220302mark10

2022年2月24日 (木)

CPUをアップグレード

 自作パソコンのCPUを去年の6月にアップグレードしたばかりなのだが、ここに来て6コアのRyzen5 5600Gがかなりお安くなってきていた。

 ついにと言うか、またまたと言うか、アップグレードに走ってしまった。それまでの性能に特に不満があった訳ではないのだが、部品を手軽に交換できる自作PCはこうした罠に陥りやすい。

 前のRyzen3 PRO 4350Gは4コア8スレッドなので、そこから6コア12スレッドのCPUへの交換となる。物理コア数も増えるうえ、設計もZen2からZen3へと一世代新しくなるのでかなりの性能向上が期待できる。

 CPUの到着後、さっさと交換を済ませてベンチマークを走らせてみた。

 CPUの演算性能を計測するCPUMARKは11,632から20,880へと80%の大幅向上となったのだが、各種アプリの実用度を計測する総合ベンチマークであるPCMARK10では5,410が6,458となり19%の向上にとどまった。Zen3はAM4ソケットでは最後の世代となるので、このCPUを今後10年は使っていきたい・・・。

20220224ss

2021年10月31日 (日)

ノートPCをアップグレード

 知人からノートPCのトラブルを解決してほしいとの依頼を受けた。「PCをウィルスに感染させてロックしたので電話をしろ」とブラウザーに表示される。詐欺サイトの類だ。言われるままに電話すると厄介な事になる。調べるとブラウザーを強制終了して履歴が残らなようにすればもう表示されなくなるとのこと。その通りやってみると二度と出なくなった。

 落着したのだけど、当該PCの動作があまりに鈍い。タスクバーにアイコンが表示されるまで数分、どうにか動くようになるまで更に数分。動くようになったとしても簡単な操作で待たされる。原因はシステムのストレージがHDなのと、メモリー不足。

 この際、HDをSSDに換装し、メモリーも増設してあげることにした。5年前のノートPCなのだがCPUが"Core i7 6700HQ(Skylake)”と当時のハイエンド、PassMarkのCPUスコアが6500もある。だが、今のままではそのハイエンドCPUを内蔵していながらゴミ同然の代物でしかない。

 早速240GのSSDと4Gのメモリーを調達した。費用は併せて5,000円ちょっと。当該PCは裏面のネジを数本外すだけで取り換えができるようになっていて作業性は良好。慣れた作業なのでメモリー増設とHDの取り外しは難なく完了した。 

Dscn3362_325

Dscn3361_324

 問題はその後だった。"EaseUS Todo Backup"というソフトを用いて元のHDをSSDにクローンさせて当該PCに取り付けた。だが、エラーを表示し起動前に止まってしまう。何度も成功してきた手順なのだが今回はどうにも動かない。調べてみると起動情報を修復すれば直る場合があるとのこと。今度はWindows10の修復ディスクから起動し、慣れないコマンドを打ち込んでみたのだがやはりだめ。

 あきらめて別のソフトを使うことにした。"Mini Tool Partition Wizard"というソフト を落としてインストール。起動させてクローンを作成した。取り付けて、電源ボタンを押すと・・・・、難なく起動する。SSDから以前の環境のままWindows10が立ち上がった。

 成功した手順は①HDをノートPCから取り外す。②別のデスクトップPCに"Mini Tool Partition Wizard"をインストール。③そのデスクトップPCにクローン元のHDとクローン先のSSDを接続。④"Mini Tool Partition Wizard"を起動して「ディスクコピー」のメニューを選択。⑤手順に従いクローン作業を進める。⑥SSDをデスクトップPCから取り外す。⑦ノートPCにSSDを取り付ける。

 このPCが発売された頃には既にSSDの値段も下がっていた時期、メーカーはCPUの性能に見合ったストレージを組み合わせて総合性能を高めた製品を出すか、そうしたオプションを示すべきなのだが、そんなことよりもストレージの容量と値段だけを売りにして一般消費者を引き付けたかったのだろう。大手メーカーは適当に企画した製品でもブランド力だけでそこそこ売れるから、最終製品に対してのポリシーが欠如していても商売が続けられる。

 システムドライブをSSDに換装しメモリーも増設した当該ノート、まったく別物のように快適に動作するようになった。起動から30秒もしないうちに作業に取り掛かれる。

2021年7月31日 (土)

落雷でネット機器が故障

 短期間に豪雨が降り福井市内各地に被害をもたらした29日夜半のこと、雷も激しく鳴り、我が家ではそのせいでケーブルTVのモデムが壊れてしまった。

 モデムは無償交換してもらい、新しいものに置き換えていざ立ち上げたのだが、どうにも調子が悪い、時々繋がらなくなる。速度を計測するサイトで計測してグラフになったものを見ると赤の棒グラフがやけに目立ち、いままでとは明らかに違う。赤の棒グラフはRTTを示し、最高では359msだ。20210730nec_270

 そのRTTが何なのかを調べてみると「RTT(ラウンドトリップタイム)とある。通信相手に信号やデータを発信してから、応答が返ってくるまでにかかる時間」のことを指すとのことだ。これが大きすぎると「大きな待ち時間が発生し、トータルの実効速度(スループット)や使用感が大きく損なわれる」らしい。

 そうしたおかしな挙動を示すことから、モデム以外にルーターも巻き添えになって壊れてしまったのかもしれないと疑った。そこで、昔使っていた旧式の有線のルーターを引っ張り出してきて、モデムにつないで代替えしてみた。

 結果はRTTが最高でも25.5ms。グラフも問題ないし、以前のように快適に繋がる。モデムの直下に置いてあるルーターが落雷の巻き添えになって故障していることが判明した。

20210730baffa_272

 やむを得ずルーターを新規に発注。置き換えて一件落着となった。古い機器でも故障時の検証には役立つものだ。

 追記)その後調べてみると「測定中RTT」の値は技術上の意味合いだけのものなので、「特に気にしなくて良い」と解説されている情報を見つけた。サイトはこちら。ネットを理解するのは難しい。

2021年7月24日 (土)

PCのドライバーを更新

 PCパーツのドライバー、特にグラフィック関係のものは頻繁に更新されるのだが、いちいち更新するのは面倒だし、普段の動作に不具合がなければそのままにしてある。

 今回はCPUを交換したこともあり、マザーボードのチップセットであるAMD B450とCPUに内蔵されているVegaグラフィックチップ、その両者のドライバーをまとめて更新してみた。ほぼ1年振りのことになる。

 最新のインストールファイルをAMDから落として準備は完了。作業順としては先に旧ドライバーをアンインストールし、その後に最新版をインストールするようにとのことだ。

 手順通りに作業を完了させ、再起動させた後に効果を検証してみた。

 PCMark10を走らせてみると、スコアが5226から5332へとアップした。それなりの効果があったものと思える。

20210723b_269

2021年7月11日 (日)

PCのメモリーをオーバークロック

 AMDのCPUであるRyzenでも型番末にGと記されているものはグラフィックチップを内蔵していて、別にグラフィックボードを用意する必要がない。グラフィック用のメモリーはメインメモリーの一部を共有することになる。そのためメインメモリーの性能がグラフィック性能にダイレクトに連動していて、メモリーが高速になればなるほどPCとしての性能が向上する。

 現在はDDR4-2666のメモリーを2933に設定して運用しているのだが、Ryzen3 4350Gを導入したこともあり、もう少しクロックを上げてみることにした。

 やみくもにクロックを上げても時間の無駄なので、まずはネイティブDDR4-3200メモリーのSPD値がどれくらいなのかを調べ、それを参考にしてバイオス上で速度とタイミングを変更した。

 設定した値がこれ。

2_241_242

 設定後にPCを再起動してみると特に問題もなく普通に動く。OCCTというソフトでメモリーにエラーがでないかチェックしてみても大丈夫。

 PCMark10を走らせてみたところ、5103が5226とわずかにスコアが上がった。

20210714_243

2021年6月30日 (水)

CPUを"Ryzen3Pro 4350G”に換装

 発注したCPUが早々に届いた。Zen2アーキテクチャーで作られていてRyzen第三世代のもの。とはいってもエントリークラスの製品。Dscn3223_233

 PCケースを開けて早速にCPUを取り換えた。取り換え作業は簡単なのだが、その後のクーラーの取り付けが異常なほどに面倒だ。マザーボードのバックプレートを片手で支えながら4か所あるネジを均等に締めなくてはいけないのだが、簡単にはいかない。AMDはユーザーに意地悪をしているとしか思えない程だ。何度もやり直して汗をかくほどの作業となった。

 なんとかクーラーを取り付けて、最後にバイオスをセットアップした。

 PCMark10を走らせてみたところ総合スコア「4214」が「5103」へとアップした。スコアはアップしても消費電力は低下するのだから良いことだらけ。

20210630_170851

 Windows11のチェックプログラムでは「実行できます」との判定になった。"PRO”と名が付くRyzenはビジネス向けであって、そうでないモデルよりセキュリティ面が強化されているとのことだ。Windows11の目指す方向とは合致しているのだろう。20210630_192624

2021年6月29日 (火)

Windows11がアナウンスされたのだが

 今年中にWindows11がリリースされるとニュースが流れている。今使っているデスクトップPCは2年前に新規で組み立てたもの。当然Windows11には対応していると思っていたのだが念のためマイクロソフトのチェックプログラムを走らせてみた。

 結果はあらら「Windows11を実行できません」。10年は使い続けるつもりだったのになんということか。調べてみると、AMD Ryzenの第一世代CPUはアウトとのことだ。最終の製品盤ではセーフになるかもしれないのだが予想外のことだ。

Win11test_238_2

 しゃくにさわっってしまって勢いのあまり第三世代の"Ryzen3Pro 4350G”を発注してしまった。演算能力が60%ぐらい上がりながらも消費電力は今より少なくなるらしい。届き次第に交換だ。

参考記事はこちら

追記)

 その後、第一世代RyzenもWindows11に対応するかどうかのテスト対象となったようだ。結果はわからないが早まった買い物をしてしまったかもしれない。

tool