オーディオ・ビジュアル Feed

2023年10月26日 (木)

ノイズキャンセリング・ヘッドフォンを購入

 ドイツから帰省していた娘からすすめられて、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンを買ってしまった。主目的は飛行機内でのエンジン系統のノイズを減らし、フライトを少しでも快適にするためだ。

 都会で電車通勤をしている人たちには常識なのだろうが、静かな田舎で暮らしている身にはこうしたものは関係ないと思っていた。ところが、いざ使ってみると中々に便利だし快適だ。

 ブルートゥースを用いたワイヤレスなので、家のなかで移動しながら音楽を楽しめる。掃除機をかけてノイズキャンセルの効果を試してみるとこれもかなりの効果がある。

 購入したのは新興メーカーであるAnkerから出ているLife Q35という製品。1万円ほどで手に入り、ネット上での評判も良い。

 機内でスマホからの音楽でも聴きながら、長時間のフライトを乗り切りたい。

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2023年1月 3日 (火)

NHK BS4K放送、4KHDR版”グリーン・ブック”

 新春企画なのだろか、NHKBS4Kで立て続けに良作が放映された。

 本作は2018年に公開され、アカデミー作品賞を獲得している。配信で2度ほど視聴しているのだが4KHDRでは初めての視聴。映画冒頭から素晴らしい画質であることを実感することができる。HDR(High Dynamic Range)で放映されているのでコントラストが高く、画面に奥行きが出てくる。色乗りも良いので、映像がリッチだ。

 肌の色も、社会的バックグラウンドも、素養もまるっきり違う者どうしが、ビジネスの関係を超えて友情を結んでいくというストーリー。ヴィゴ・モーテンセンの少し抑えた演技が光る。

 今回も永久保存を決定した。

AmazonでのHD配信版Dscn3943_1213

4KHDR放映版、コントラストと色乗りが良く、唇や皮膚の質感が高い。Dscn3928_1214_2

HDR効果により照明が写り込んでいる夜のシーンがとても美しいDscn3936_1215_2

 こうした映像を見慣れるようになると、普通の2KフルHD画質の映画では物足りなくなっていくだろな。

 Wikipediaによると黒人差別を扱った作品として本作には相当な批判があったようだ。こちら

2022年12月29日 (木)

NHK BS4K放送、4Kリマスター版”アラビアのロレンス”

 NHKのBS4K放送はBSプレミアで放映されたフルHD素材のものを4Kにアップコンバートして再放送するものが多く、電波の無駄のように感じる事が多い。ただし8Kカメラで収録したドキュメンタリー番組などでは、アッと驚く高画質の番組に出合える。

 今回エアーチェックした”アラビアのロレンス”は1962年に公開された往年の名作映画。大判の70mmフィルムで撮影されている。4Kに修復リマスターされているとのことで期待しつつ視聴した。

 結果は期待以上のもので、中身も画質も極上と思える番組だった。こってりと色乗りが良く、ノイズ感は皆無、解像度はリアル4Kで、隅々まで鮮明。4K放送の良さを堪能できた。

 SD素材であるDVD版”アラビアのロレンス”を持っているので両者を比較してみた。その歴然とした差にDVDは過去の遺物になってしまっていることを実感する。

 DVD版Dscn3919_1208

 4K放映、軍服や皮膚の質感がまるで違うDscn3917_1207

 遠景の一部を切り取りしたDVD版

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 4K放映、解像度の違いが一目瞭然Dscn3915_1206  

 DVD版Dscn3926_1210 

 4K放映、砂の粒子が感じとれる。Dscn3911_1211

 この映画の4K UHD blu-rayディスクは輸入品で15,000円以上もするようだ。このエアーチェックはお宝確定となり永久保存することにした。(ハードディスクが壊れるまでだが)

2022年6月 7日 (火)

可聴帯域が・・・・

 ヘッドフォンを修理したのを機に自分の可聴帯域をテストしてみた。

 何年か前に耳鼻科で測定してもらった時には「年齢相応(に低下している)」と言われたのだが、果たして。

 WaveGeneというソフトで正弦波を生成しヘッドフォンに出力させてみると、8,000ヘルツがやっとで1万ヘルツは聞き取れない。

 規格の上ではCDは2万ヘルツ、FM放送は1.5万ヘルツまで再生できるのだが、私の耳は中波放送(7,500ヘルツ)をかろうじてクリアとの結果になった。なんだか悲しいものがある。

 音楽を楽しむのには「50~1万ヘルツの帯域が聞こえれば充分だ」ということを読んだ記憶があるのだが少々不足してきているようだ。

 子供の頃は家の真ん中にラジオが鎮座し、中波放送が音楽源のほぼすべてだった。加齢とともに自身の肉体的条件がその頃に戻っているという訳だ。せいぜい今のうちに音楽を楽しまなくては・・・。

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2022年5月28日 (土)

ヘッドフォンを再修理

 ヘッドフォンはオーディオテクニカのATH-A900を使っている。18年前に大枚1.5万円をはたいて手に入れた当時の中級機種だ。

 何年か前に左耳のハウジングを支えるアームが折れてしまった。アルミニュームの粘着テープを巻きつけて凌いできたのだが、強度が不足してアームが歪み耳への圧着がうまくいかない。

 部品はもう売ってないので同型のジャンク品を手に入れ、アームだけを利用しようと考えて探してみるのだが、ジャンク品でも結構な値がついている。今でも人気のある機種だ。

 仕方がないので薄い金属片を折れたアームに接着させてアームの強度を実用に耐えるように確保できないかと考えた。骨折時のギブスの要領だ。

 まずは金属片だ。ツナ缶の蓋部分を適当な形に切り抜けば使えそうだ。ハウジングを分解してアームを取り外し、次にアルコールで金属片の汚れを取り、セメダイン・スーパーXでアームに接着した。そのまま一晩乾燥させた。

 アームの反対側にも金属片を両面テープで貼り付けアームをサンドイッチ。それをアルミテープで巻いて固定させた。苦労してなんとか完成。

 試してみると強度が格段に上がり、ヘッドフォンが耳に密着するようになった。これでまた当分使えそうだ。

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 PCに取り込んである楽曲を久しぶりにヘッドフォンで聞き込んでみたのだが、スピーカーでは聞き取れない微細な音がヘッドフォンでは良く分かる。ヘッドフォンの良さ再認識することとなった。

2021年6月 3日 (木)

UHD Blu-Rayソフトを買ってみた

 もう長い間使っていないキャンプ道具を処分したところ結構な収入となった。汚れてしまっていてもコールマンの古いガソリンストーブは希少価値があるようだ。

 すっかり気が大きくなり、その資金を原資にUHD Blu-Rayのプレイヤーを購入してしまった。購入したのは良いのだが、再生させる肝心のソフトがない。

 日本版のUHD Blu-Rayソフトは高くて手が出ないので、輸入盤の映画を探した。購入したのがこれ "Sicario: Day of the Soldado”、邦題「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」。主演のベニチオ・デル・トロはお気に入りの俳優だ。お代は2,940円也。

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 問題は日本語字幕がないことなのだけど、まあ、ブルーレイのレンタルと配信とで2度見ているからストーリーはわかっている。

 視聴してみると、やはり4Kのパッケージソフトは情報量が違う。解像度ももちろんだが、色域、諧調とすべての規格が拡張されている。 

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 これで我が家にはレーザーディスク、CD、DVD、Blu-ray、UHD Blu-rayと計5種類の光ディスクが揃ったことになる。そのうちのレーザーディスクは再生する機器がはるか前に故障し、処分してしまっているので、ただの遺物に成り果てている。

 今の時代は新規格が投入されようがされまいが、光ディスク市場はどんどん縮小しているようだ。UHD Blu-Rayでリリースされている作品も娯楽大作映画ぐらいしかないので、欲しいと思えるソフトはほとんどない。 

 余談だが、ベニチオ・デル・トロは亡き新藤兼人監督と交流があり何度か来日している。Cv7d67iwsaairjb

2021年5月 8日 (土)

部屋の定在波対策を行った。

 四角い部屋には定在波が発生して音響特性に悪影響を及ぼすことは知っていた。特に重低音は波長が長いので問題が大きくなる。自室でも、数十ヘルツのテスト音を再生しながら部屋の中を移動してみると場所によって聞こえ方が全く違ってくる。ほとんど音圧が感じられなかったり、反対にボワボワと盛大に響くだけで音がぼやけてしまったり。

 そうした定在波に対策を施すのは大掛かりなことになってしまうので無理だと思っていたのだが、あるYoutubeの動画を見つけた。その動画は実験を行ったうえで、きちんとデータを示しているので説得力がある。それによると、ポイントを押さえた対策を行えば、それほど大掛かりでなくてもかなりの効果が期待できるとのことだ。

 さっそく自室にも対策してみた。やったことと言えば、定在波が集中する部屋のコーナーに吸音材を配置しただけ。普段は使わない化繊系のスリーピングバッグ二つを積み上げその前に目隠しを兼ねてキャンプ用のマットレスを立てかけた。新たな出費は当然ゼロ。

 対策後にテスト用の低音を出して部屋の中を移動してみると、コーナーでの低音のボワつきが減って、全体としても音の明瞭度が上がった。Youtubeは勉強にもなる。

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参考にした動画はこちら

2018年12月13日 (木)

プロジェクターランプを交換

 映画好きなので自室にプロジェクターを設置し、90インチの大画面で映画を楽しんでいる。広い自室が確保できるのは田舎住まいの利点だ。

 そのプロジェクターは6年前に型落ち品を89,800円で買ったもので、DLPという方式で投射する三菱電器の製品。稼動時間が3,500時間を越えていて、そろそろランプの交換時期かと思っていたのだが、「ボン」という音とともに、突然ランプが割れ散ってしまった。

 この際なので4K映像が投影できる新型機に買い直すことも考えたのだが、大型TVの価格が低下してきた現在ではホームユースのプロジェクターはマニア層向けの高級機しか生き残ってなく、国内メーカーの製品は型落ち品でも40万円程もする。

 さっさと、あきらめてランプ交換で済ますことにした。といってもメーカー純正品はもはや流通しておらず、アマゾンに出品している香港のショップへ互換品を発注した。お値段は送料込みで11,650円。

 思ったより早く発注から8日目に到着し、マニュアルを見ながら慎重に交換作業を行った。

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 交換によってプロジェクターは初期の明るさを取り戻し、映像にもキレが出てきた。これで買い換えなくても当分は大丈夫だ。4KのBS放送は始まったけれど、セルパッケージでは2Kのブルーレイがいまいち普及しきれていない。映画館ですら2Kでのデジタル上映が主流という有様だ。

2016年12月21日 (水)

ハイレゾ音楽ソフト

 ハイレゾのパッケージ音楽ソフトと言えば“SACD(スーパーオーディオCD)”というのがあることは知っていたのだが、再生できるハードも持ってないし、ハイレゾ自体にも興味がなかった。

 ところがブルーレイディスクの音楽ソフトを探していたところ、音声だけを収録した“ブルーレイ・オーディオ”と呼ばれているパッケージソフトがあることを見つけた。

 ブルーレイディスクは元来映画をパッケージにして販売することを目的に開発されているのだが、映像データを格納しないようにすると、膨大なデータ量のハイレゾ音声が格納できるようになる。普及している普通のブルーレイプレイヤーで再生できるので、再生環境のハードルも低い。どういうことか、ヨーロッパで普及してきているらしい。

 私の場合、5.1サラウンド再生の環境があるので、好奇心も手伝いついついそのブルーレイオーディオディスクを買ってしまった。ノルウェイ本拠の“2L”というレーベルのもので、タイトルは“Quiet Winter Night”

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 音声は5.1チャンネル、DTS HD Master、24bit/192KHzで収録されている。中身はニューエイジ・ミュージックと言っても良い静かな曲調の北欧ジャズで、女性ボーカルが爽やか。SN比が良くて澄みきった音との印象を受ける。

 ヨーロッパらしく、教会のホールでライブ収録されていて、写真を見ると演奏者の中心に5本のマイクを立てて録音している。このディスク、レビューでの評価も高いので、オーディオ好きなら持っていて損はない。

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 北欧ジャズといえば、日系の“Yukimi Nagano”というボーカリストが活躍している。

2016年12月11日 (日)

買い物は続く

 今度はAMAZONのFire TV Stick、セール中で3,730円だった。届いたパッケージは黒とオレンジの配色がきれいでなかなか洒落ている。Dscn0372_010

 Stick本体は本当に小さい、小振りのチョコバーぐらい。もう使っていない昔の無線LAN子機を引っ張り出して比べてみるとちょっと大きいだけ。Dscn0374_011

 これだけ小さいのに無線LAN通信機能を持ち、AMAZON VIDEOをフルHD解像度で出力できる。YouTubeやNetflixもOK。

 早速にTVにセットしてビデオを視聴してみると、1080Pの解像度でスムーズな映像が出てくる。色乗りや音質もまずまずで、一般家庭のTVで利用するには充分な性能だ。

 自分のPCでフルHD解像度の映像をスムーズに再生できるようになったのは8年前、落雷のせいで全損したミドル・タワー型のPCを大金かけて作り直してからだ。今も現役で使っているその馬鹿でかいPCだが、その性能を小さなボディのStick型端末が軽々と超えてしまっている。電子機器の進歩はすさまじい。

 フランスでは出版文化を守るために反アマゾン法が成立したらしいのだ、私はと言えば段々とアマゾンに絡めとられるばかり。

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