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2024年5月 3日 (金)

PCのマザーボードを入れ替えた

 PCの不調が続いていた。起動時のPostに引っ掛かり、セーフモードでBiosが立ち上がって「設定を見直しなさい」との警告がでる。オーバークロックメモリーのタイミングを緩めたり、クロック数を落としたりすると一旦は正常動作するのだが、何日か経過すると同じ症状が出る。また対策しても数日すると同じ症状が出て、ループにはまったように段々と悪化していく。メモリーの診断ソフトを廻してもエラーは検出されない。2枚セットのものを片方1枚づつ使ってみてもだめだ。

 電源を疑って、別のPCから外したやつを繋げてみたのだが結果は同じだ。疑わしいパーツを移し替えて検証ができるような予備機もないため、後は推測するしかない。消去法によって残された原因としてはメモリー自体に原因があるか、マザーボードに問題があるかなのだが、いったんは正常に動作し、徐々に症状が悪化していくのだからマザーボードに原因があると推測した。

 そうなるとマザーボードを新規調達して入れ替えるしかないのだが、ことは単純ではない。ウィンドウズのライセンス問題が発生することになる。マザーボードはPCの根幹パーツなので、交換をすることによりWindowsから見ると新しいPCと判定されてしまうことになる。Windowsに「新規のPCではなく、マザーボードを交換しただけの同じPCなのだ」と理解してもらい、ライセンスを引き継ぐようにさせなくてはいけない。

 調べてみるとマイクロソフトのアカウントでPCにログインするようにしてあればライセンス問題はクリアーできるようだ。不調となっている当該PCがどうなのかはもはや覚えていないので、チェックしてみるとマイクロソフトのアカウントでログインするように設定されている。まあ、最悪でも電話で認証を行えばライセンスは何とかなるだろうと、マザーボードを発注した。

 新規調達したマザーボードはASRockというメーカーのB550M Pro4という製品。チップセットがAMDのB550なので現在使っているマザーに用いられているB450より一世代新しく、ソケットAM4では最終世代となるマザーボードだ。

 開封してみると、基調色の黒にヒートシンクのシルバーが映えて、シックでカッコ良い。見た目は大いに気に入った。

Dscn4573_1464

 ケースに取り付ける前に、各種パーツを組み込む。Dscn4578_1465

 ケースに入れて固定し、電源類やケーブルを配線して作業は終了。Dscn4581_1466

 いざ、起動させてみると・・・・・、無事に立ち上がる。ウィンドウズのライセンスも、何事もなかったようにそのまま使えるようになった。

 しかし、別の問題が発生した。起動直後に「リモートプロシージャコールに失敗しました」とのエラーが表示されるようになってしまった。いろいろと検索してようやくつきとめたのが前のマザーボードで使っていたAI suitesというユーティリティソフトが原因だということ。そのユーティリティソフトをアンインストールしようとしてみるのだが、これまたエラー発生で失敗する。

 起動時にユーティリティソフトが自動実行されるからエラーが出るわけなので、自動実行を停止させれば良いはずだと気が付いた。「自動実行」させる設定を「停止」へと変更させてみると、ようやくエラー警告から逃れることができた。教訓としてはマザーボードを交換するなら「マザー専用のユーティリティソフトはあらかじめ削除しておきましょう」ということになる。

 肝心のBiosのポストチェックに引っ掛かる問題が改善されたかという点だが、セーフモードでBiosが立ち上がることはなくなった。だが、正常に動いていても、何日か経過すると電源スイッチを押しても起動しない状態が発生する。何度かスイッチ押し直しするとようやく起動するのだが、その後の動作が不安定で、USB機器を抜き差しするだけで勝手にシャットダウンに入ってしまう。

 起動時にセーフモードには入らなくなったのだが、それ以外の具体的症状は以前と変わらない。どうも不調の原因はマザーボードにあったわけではないようだ。現在はメモリーのクロックを数段落として経過観察中だ。それでもだめだったら、次に打つ手はメモリー交換ということになる。何だか泥沼にはまりつつあるような気が・・・。

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