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2022年3月 3日 (木)

大型CPUクーラーを導入

 最近導入したCPUのRyzen5 5600Gは公称TDPが65Wで性能に比べて発熱が少なく、電力効率に優れているとの評価が高い。ただ、付属するCPUクーラーはAMD純正の中では最低限のもので、見た目にもちょっと頼りない。試しに高負荷がかかるストレステストを行ってみると10分後にはCPU温度が90℃を超えてしまう。

 今の時期にそれでは、夏場に室温が上がるとCPUの性能が低下してしまうことが考えられる。熱でCPUが破損しないように安全装置が働くからだ。そこでCPUクーラーを純正の「Wraith Stealth」から大型のものに変更することにした。

 評判が良くて安いものを探してみた結果Deepcool製の"Gammaxx 400"を発注した。お値段は1,990円と格安だった。

 箱から取り出してみるとでかい。冷却フィンのおよその体積が純正のものと比べて20倍ぐらいもある。冷却用フィンの表面積で比べると更に多い。

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 まずは装着、四苦八苦しながらパソコンへの取り付け作業を完了させた。PCケース内はスカスカだったのだが、このクーラーがドカンと鎮座することになった。それもUFOのように青白く光り輝く。

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 組み込み後にさっそく効果を確認してみた。ストレステストでは90℃だったものが67℃へと劇的にCPU温度が低下した。総合ベンチマークのPCMARK10を試しに走らせてみたところ、それまでのスコア6,458が6,637へと向上。CPUMARKも20,880から21,160へとアップした。

 高負荷稼働時でもCPU温度を低く保つことができるようになり、その結果として動作クロックが低下せず、本来の性能が引き出せるようになったためだと思われる。調べてみると最近のCPUは進化していて、自身の温度に合わせて動的に動作クロックを変化させているとのことだ。(温度が高くなるにつれて、徐々にクロックを落とすようになる。)

 こんなにはっきりと効果がでるとは思わなかった。投資の効果としては悪くない。ただ、オフィス作業やネット閲覧程度には純正クーラーの冷却能力で充分事足りる。

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