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2013年9月 8日 (日)

片町、職人二人

福井市の片町界隈は現在では飲食店が集積しているが、かつては繊維産業の問屋街だったところ。私がまだ若い頃は駅前南通りと人気を2分していたが、今や片町が圧倒だ。
最近は車でたまに通り過ぎるだけだったが、そんな片町に数年ぶりに出かけた。

というのも、週末の予約がずっと先まで埋まっていて、「予約の取れない店」が片町にあるというのをネット情報で見つけたからだ。

その店は寿司職人のご主人と、ソムリエの奥さん二人で経営している「和食+地中海料理」の店で、おいしくてしかも安いらしい。名前は「職人二人」

予約がとれない店なんていうのはこんな田舎町では聞いたことがない。さっそく電話を入れてみたところ、一週間後の水曜に空きがあり、二人分の席を確保した。

予約時間より早めの6時40分ごろに入店。客はまだいなくて私たちだけだった。

店は小さなビルの2階で、元は寿司屋か一品料理の店だったと思われるのをそのまま使っている。

カウンターには客がキープしている焼酎各種が並んでいて気さくな雰囲気。
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まずは飲み物、ワインリストが充実している。イタリアワインのカラフェ(500mll)を注文。
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まずはお通しの茶碗蒸しが出された。一番上には雲丹がのっている。
あっという間に食べてしまった。
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おまかせ3,000円のコースを頼んでいたのだが、次に来たのは造り盛り合わせだった。
マグロが青森産以外は地物とのことだ。少しだけのっていたキャビアはどうなのだろうか。
ちょうどよい食べ頃で、盛り付けもきれい。レベルは相当高い。
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次は前菜盛り合わせ、鴨肉、生ハム、えび、枝豆だったかな。分量は少ないのでこれもすぐに完食。
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次に広島産ムール貝の蒸したもの、スープもおいしいのでパンですくって頂いた。
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締めは寿司盛り合わせ、これもおいしかった。
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最後にすっぽんのお吸い物。
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この後に水出しのコーヒーをサービスで頂いた。

メニューを見ると、パスタやタパスなんかもいろいろと並んでいる。
チーズにもこだわっていて、夫婦ともチーズ関係の資格を取得しているようだ。
全部を試してみるには相当かかりそうだ。

大手チェーンの居酒屋並みの料金でこれだけ美味しくて手が掛かったものが食べられるのだから、予約でいっぱいなのも当然だ。また行ってみなくては。

住所、連絡先はこちら

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