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2014年6月23日 (月)

ブルーレイで旧作映画

BS放送で映画をエアーチェックしているのだが、最近の作品は途中でダウンして、見終えないままに消去してしまうことが多くなった。

レンタルビデオ店でもブルーレイ版の新作を探してみたのだが、いまいち食指が動くものがない。

旧作の棚を丹念に探してみると、ありました。

"ビッグ・リボウスキ" 1998年、コーエン兄弟製作

この作品、劇場で見ているのか、DVDで見ているのか、もはや定かではないのだが、コーエン兄弟の作品では一番好きな映画だ。今回見直してみてもやはり面白い。

まず、出演者の面々が良いよね。ジェフ・ブリッジスのとぼけた表情も見る方の肩の力を抜けさせる。ひょっとして本人の地で演じていたのだろうか・・。

特典映像としてメイキングが付いていた。コーエン兄弟や出演者へのインタビューが興味深くて、これまた面白い。

細部へのこだわりが大事なのだということも勉強できた。細部へのこだわりがこの映画に普通のコメディ映画とは一味違った魅力を与えている。

怪優ジョン・タトゥーロ演じるちょっと危ない男がボーリングをするシーンがあるのだが、ストーリー本体とはほとんど関係がないのにもかかわらず、細部にこだわっていることによって強烈な印象を残す。

意外だったのはこの作品の構想がレイモンド・チャンドラーらのハードボイルド小説から生まれたとのことだ。全然考えつかなかったのだが、そう言われてみれば話は人探しなので、ストーリーの大枠はハードボイルドだ。コメディーなハードボイルドだったのか・・・。(形容矛盾)

この作品、現在ではカルト映画としての地位を確立しているらしい。

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