ウィレム・デフォー
この人は”プラトーン”(オリバー・ストーン監督)での軍曹役が強烈に印象に残っていて、その後も脇役で危ない犯罪者を演じることが多かったように思うが、気になる俳優の一人だった。
そのウィレム・デフォーと兄貴トム・べレンジャーがクレジットされている映画がWOWOWで放映された。見ないわけにはいかない。
タイトルは“インファナル・ディール 野蛮な正義”、原題は“Bad Country”。
アメリカ南部のルイジアナで実際に起きた事件を基に映画化されたそうだが、執念に燃える刑事役をデフォーが好演している。おそらく代表作のひとつになるだろう。
全編生々しく話が展開していき、アクション映画としての見せ場もある。佳作だね。
監督クリス・ブリンカーはこれが初作品で、その後亡くなり遺作になってしまったとのことだ。
トム・べレンジャーはすっかり太っていて、画面に登場したときは一瞬誰だかわからなかった。ボス役にはぴったりだ。
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