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2015年5月

2015年5月27日 (水)

金沢、寿司と散歩道

 ドイツから帰省している娘夫婦とともに金沢へ出かけてきた。お昼前に到着して、まずは買い物のお付き合い。

 ランチは“乙女寿司”でおまかせの握り寿司。七尾で獲れたというフレッシュのマグロもあって、冷えた地酒で頂く寿司はどれも美味しいこと。1時間半があっと言う間に経ってしまった。

ガス海老(福井ではガザ海老)R0006880_02

能登産のマグロR0006881_01

イカR0006884 ※寿司の写真は娘が“RICOH GR”で撮影したものを借用した。「最強のスナップカメラ」との異名を持つだけあってボケ味が美しい。

  食後は金沢市役所お奨めの散歩コースをそぞろ歩き。市内中心部をめぐるコースなのだが、有名スポットからちょっと外れると観光客はほとんど見かけなくなる。

 ただ、PDFファイルに載っている地図はあまりにラフなので、途中で地元の人たちに道を尋ねながら歩くことになった。

里見町界隈Dscn8382_2

21世紀美術館裏手にある水路Dscn8386

 途中、あちこち寄り道していたために予定時間をオーバーし、コース途中でリタイアしてしまったのだが、とても充実した散歩となった。

  市役所お奨めの散歩コースは他にもたくさんあるので、これからもいろいろと楽しめそうだ。

2015年5月25日 (月)

オルデッサ渓谷の地図を入手

 7月にトレッキングすることにしているスペインの「オルデッサ・モンテペルディード国立公園」の地図を入手した。

Dscn8375

  ちょうどドイツから帰省することになった娘夫婦におみやげとして買ってきてもらった。お値段は税込み15.9ユーロ。日本のアマゾンでも扱っている。版元はイギリスの会社で、そこから取り寄せすることも可能だが送料が高くつく。

 広げてみると東部編と西部編の2枚の地図がセットになっていて、スケールは25,000分の1、材質は防水性のある樹脂系の紙で日本の「山と高原地図(昭文社)」に良く似ている。ただし、日本のように標準コースタイムは記載されていない。

Dscn8373

Dscn8371

 しっかりした地図が手に入り、これでひと安心だ。

2015年5月19日 (火)

映画“ケープタウン”(原題: Zulu)

 南アフリカの首都ケープタウンを舞台にした刑事物。

 あまり期待せずに見始めたのだけど、冒頭からぐっと引き込まれて一気に見終えてしまった。オーランド・ブルームが汚れた刑事役を熱演していて、良い味出している。

 マンデラが率いて奇跡とも思える国民和解を実現した南アフリカなのだが、その影では今も社会に深い傷跡が残っている。そうした傷跡を背景にしてこのドラマは進行していく。

 もう一人の主役であるフォレスト・ウィテカーの存在感も良いし、社会背景をうまく取り込んだ骨太なストーリーがなかなかに巧みだ。

 見終わった後の余韻に浸れた映画は久しぶりだ。

Zuluposter

公式サイトはこちら

“神に見捨てられた街”というキャッチコピーはちょっと頂けない。希望を求めて周辺国から豊かな南アに密入国する人々が絶えないようだ。

2015年5月14日 (木)

ネパール大地震

 政府の支援が来ない中で、現地の被災者達は自主的に助け合ってなんとか生活を送っているようだ。

 ネパールへは過去に3回訪れていて、その都度バスのドライバーやホテルのスタッフなどたくさんの人たちにお世話になった。なにしろ現地の人件費が安いので、サービスに対して対価を払っていても「お世話してもらっている」という気持ちになってしまう。

 主要産業は観光業だけだ。バスで国内を丸一日移動しても工場らしい工場は見かけない。観光業以外では国外への出稼ぎ労働しかない。そうした厳しい環境で暮らしているにもかかわらず、ネパールの人達は穏やかで、観光客がだまされてカモにされるようなことがほとんどない。乗り合いの三輪タクシーに乗ってもちゃんとお釣りをもらえた。物価も安いし旅行者にとってはとてもすごしやすい国だ。

 内戦がまがりなりにも終結してやっと観光客が増えてきたところなのに、その観光業の基盤である歴史的建造物が大打撃を受けたのだから、再建までには相当な時間がかかるのだろうね。伝統技能をもった職人さんもたくさんはいないだろうし。

 震災時に滞在していた外国人ツーリストの一部はボランティアとして現地に留まる人たちもいるらしい。私にはとてもできないが、現地の救援に取り組んでいる日本のNGO組織にささやかな寄付をした。

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