ネパール大地震
政府の支援が来ない中で、現地の被災者達は自主的に助け合ってなんとか生活を送っているようだ。
ネパールへは過去に3回訪れていて、その都度バスのドライバーやホテルのスタッフなどたくさんの人たちにお世話になった。なにしろ現地の人件費が安いので、サービスに対して対価を払っていても「お世話してもらっている」という気持ちになってしまう。
主要産業は観光業だけだ。バスで国内を丸一日移動しても工場らしい工場は見かけない。観光業以外では国外への出稼ぎ労働しかない。そうした厳しい環境で暮らしているにもかかわらず、ネパールの人達は穏やかで、観光客がだまされてカモにされるようなことがほとんどない。乗り合いの三輪タクシーに乗ってもちゃんとお釣りをもらえた。物価も安いし旅行者にとってはとてもすごしやすい国だ。
内戦がまがりなりにも終結してやっと観光客が増えてきたところなのに、その観光業の基盤である歴史的建造物が大打撃を受けたのだから、再建までには相当な時間がかかるのだろうね。伝統技能をもった職人さんもたくさんはいないだろうし。
震災時に滞在していた外国人ツーリストの一部はボランティアとして現地に留まる人たちもいるらしい。私にはとてもできないが、現地の救援に取り組んでいる日本のNGO組織にささやかな寄付をした。
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