テデスキ・トラックス・バンド 名古屋公演
行ってきました、名古屋市公会堂でのコンサート。海外ロックバンドのコンサートは生まれて初めて。客層は20代から私のような60代まで幅広い。
定刻どおりにメンバーがステージに登場し、そのまま演奏に突入。思うまもなく私の席の前の連中が立ち上がって、まったくステージが見えなくなった。仕方なしにそのまま終盤まで私もスタンディング。どうせなら椅子のない全席スタンディングの方が良かったね。
このバンドはツインドラムにホーンセクションも入っての大所帯バンド、ファンクからブルース、ロック、カントリーと曲目の構成も多彩だ。
スーザン・テデスキのライブでのボーカルは張りがあって迫力もある。曲目はわからないけどブルースをしみじみと歌ったものがとても良くて、彼女のボーカルを見直した。旦那のデレク・トラックスの神業プレイも冴えていた。この人の奏法は独特で、映像で演奏シーンのアップを見ても、どうやって弾いているのか素人目ではさっぱりわからない。
主要メンバーも各自ソロ演奏をやったのだけど、バックコーラス隊のMike Mattisonという人がステージ中央に出てきてソロで歌ったのが素晴らしい迫力だった。この人バックコーラスではもったいない。もう何曲か聞きたかった。
音響の方はといえば、音圧は圧倒的なのだがボーカルが歪っぽい。ロック系のコンサートというものはあんなものなのだろうか。家でブルーレイ(クロスロード・ギターフェスティバル)を再生した方がまとまりの良い音が聞ける。細部はともかく、田舎住まいでは味わえない良い経験だった。
今度は東京で良さそうなコンサートがあれば、高速バスで車中2泊の強行弾丸ツアーを敢行しようかなと思ってはみても、まあそんな根性はありそうもない。
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