ドロミテ・トレッキング 第1日目(7月16日)
泊っていたボルザーノのユースホステルを早朝にチェックアウトし、駅前からバスに乗車。山道に入りバスの高度があがってくると車窓からは尾根中腹に点在する村々が見えてくる。風景の中に仏塔があるか十字架を戴く教会があるかの違いだけで、ネパールの山村と良く似た風景だ。ここら辺一帯はかつては辺境の地だったのだろう。運賃3.5€
40分ほど乗車してSiusi村手前のロープウェイ駅で下車。バス停から歩いて直ぐにある乗り場は土曜日だというのにがらんとしていて、8時の始発を待っているハイカーは誰もいない。
始発一番目に乗車するが、客は私だけ。運賃10€
標高1,091mの駅から一気に740m上昇して放牧地Siusi de Alpeに到着。
インフォメーションセンター脇にある標識を確認してルート#10を歩き始める。しばらくすると正面の斜面にジグザクの登山道が見えてくる。
緩い斜面を下り始めると今日のルート上にある山小屋Saltner Hutteが見えてくる。
すると、とたんに西側の道からハイカーが増えてくる。地図で確認すると車の駐車場があるようだ。
道は整備されていて快適に歩くころができる。尾根上に到達するとそこも小さな台地状になっていて放牧されている牛がのんびりと草を食んでいた。
しばらくでBolzano小屋(2,450m)に到着。別名は“Schlernhaus”
到着時刻12時50分、タイムは4時間20分だった。
付属のレストランで昼食。体力も残っているので荷物を小屋に置いて目の前のPetz山(2,563m)へ往復することにした。しばらくの登りで山頂へ到達。
小屋に戻りチェックイン。メールでの予約が通ってなかったのだが、なんとかシングルルームを確保した。
食事のメニューも豊富で美味しく、下界と変わらない快適な滞在ができる小屋だ。資材はケーブルで揚げている。
午後9時ごろに日没、就寝。
第2日目に続く
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