ドキュメンタリー映画、「シチズン・フォー(原題Citizenfour)」
スノーデンといえば元NSA職員で、アメリカ政府が秘密裏に作り上げた情報監視システムを告発した人物だ。アメリカ政府からは反逆者として逮捕状が出されているのだが、ヨーロッパの意識ある若い人達の間では英雄として、アイコンとなっている。
そのスノーデンが英ガーディアン紙らとコンタクトを取り、香港でインタビューを受けた顛末をリアルタイムで記録した映画が「シチズン・フォー」だ。ツタヤで準新作となったのを機にレンタル視聴した。
一連の映像の緊迫感は尋常ではない。こんなドキュメンタリー映像はめったにないだろう。アクションシーンはないけれど、まるで「ジェイソン・ボーン」の実話版だ。
ボーンシリーズ3作目の「ボーン・アルティメイタム」ではボーンはイギリスの新聞記者に接触しようとするのだが、その記者はスノーデンの場合と同じくガーディアン紙の記者だ。ボーンと接触しようとしたその記者は白昼のロンドンでCIAに暗殺されてしまうのだが、スノーデンの場合は無事に記事発表にこぎつけることができる。香港という場所の選択が良かったのか?ロンドンではダメだったのだろうね。
オリバー・ストーン監督のドラマ版映画「スノーデン」も現在公開中。アメリカでは資金が集まらずヨーロッパからの資金で製作したらしい。
エドワード・スノーデンのウィキペディア記事はこちら
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