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2017年7月 8日 (土)

余暇の貧困

 無印良品からダイレクトメールが来て自社ブランドのキャンプ小屋が紹介されていた。群馬県嬬恋村のキャンプ場に新設されたとのこと。リンクはこちら

 結構な料金なのだろうと覗いてみたのだが、予想を超える料金にびっくり。ただの物置のような小屋(9.5㎡)に家族4名で宿泊するとなんと1泊25,290円にもなる。キャンプ場って経済的に余暇を楽しむための施設だと思うのだが、この料金ではとても長期滞在はできそうもない。

 一昨年の夏になるが、トレッキングのためにスペイン北部にあるトルラという小さな村を訪ねたことがある。途中で見かけたその村のキャンプ場を調べてみると、4名定員のバンガロー(35㎡)がハイシーズンでも95ユーロ、9月だと64ユーロだ。キッチンやテラスも完備していてMUJIの小屋とはとても比べものにならない。リンクはこちら

トルラ村キャンプ場前のビュー

 日本のバカンスは短いうえに特定の時期に集中してしまうので、こんなばかばかしい料金でも利用する人がいるのだろうと思うが、「インバウンド云々」と訪日外国人客をおもてなしするより前に、自分たちの休暇のあり方をもっと考え直した方が良い。(もう何十年も言われ続けてているけどね。)

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