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2017年8月27日 (日)

映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」

 タイトルにある“侵略”はジョーク、アメリカが持とうとしない公共福祉制度を世界各国に「侵略」してアメリカに持ち帰ろうという趣旨のドキュメンタリー。ヨーロッパなどの現地に取材しアメリカの福祉制度と比較していくのだが、両者の格差たるや笑ってしまうほどのすごさ。インタビューに応じたアイスランドの女性経営者に「アメリカにだけは住みたくない」と言われ、さすがのムーアもしゅんとしてしまう。まったくの同感だ。

 日本も近年各種規制が緩和されて格差が拡大し、どんどんアメリカのような社会に近づいている。最近では「働き方改革云々」といかにも聞こえの良さそうなことを政権は打ち上げているのだが、現場の管理職や働く者の意識の問題に矮小化させてしまって「プライムフライデー」とかアホなことを言い出すような始末だ。日本の社会システムを考えていくためにもこの映画は必見。

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