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2018年5月

2018年5月30日 (水)

フェリーニ監督作品、映画「アマルコルド」

 このDVDをツタヤの棚で発見、未見なので借りてきた。フェリーにの故郷であるイタリア北部の港町を舞台に、猥雑なのだけど愛すべき庶民達の1年を描いている。最初の公開は1973年、その当時に見ておくべきだった。

 冒頭に4K解像度でデジタルレストアされているとのナレーションが出てくる。確かにフィルムのノイズは感じられないのだが、色合いが薄くてコントラストも低い。 

 YouTubeで予告編を見てみると、DVDと違って色合いがしっかりと出ている。どうもDVDの製作過程に問題があるようだ。せっかくレストアされているので、ちゃんとした状態でパッケージにしてもらいたいものだ。せっかくの傑作がもったいない。

 マイナーなヨーロッパ映画だと、最近の作品でもいい加減な画質でしか収録されていないものを時々見かける。

2018年5月28日 (月)

「ご飯論法」というのが話題になっているらしい

 働き方改革関連法案の法案審議をめぐる政府側の不誠実な態度に対して、朝食を食べたのかどうかとの問答に例えて批判するツイートが話題になっている。政府側の答弁姿勢を「ご飯論法」と呼んでいる。発信者は法政大キャリアデザイン学部の上西充子教授。

 なかなかに愉快な例えだ。 

Q「朝ごはんは食べなかったんですか?」

A「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」

Q「何も食べなかったんですね?」

A「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので……」

Q「では、何か食べたんですか?」

A「お尋ねの趣旨が必ずしもわかりませんが、一般論で申し上げますと、朝食を摂る、というのは健康のために大切であります」

Q「いや、一般論を伺っているんじゃないんです。あなたが昨日、朝ごはんを食べたかどうかが、問題なんですよ」

A「ですから……」

Q「じゃあ、聞き方を変えましょう。ご飯、白米ですね、それは食べましたか」

A「そのように一つ一つのお尋ねにこたえていくことになりますと、私の食生活をすべて開示しなければならないことになりますので、それはさすがに、そこまでお答えすることは、大臣としての業務に支障をきたしますので」

 これって、絶好のお笑いネタになると思うけど、タモリあたりがやってくれると爆笑間違いなし。

 「働き方改革関連法案」は人生の質を決める大事なことだし、場合によっては人命にもかかわってくるのだが、世間の関心は薄いようだ。超勤不払いや違法残業がごく当たり前のこととして現に身の回りに存在し、それに対して誰か助けてくれるわけでもない。それなので、法律がどう変わろうとも現場の実態にはなにも関係してこないとの意識になってしまっているようだ。

 でも最後の最後に開き直って自分を守るのに必要なのは法律だから、その最後の武器が「ある」のと「なくなる」のとでは天と地ほどの差が出てしまう。

 それにしても労働基準監督の体制があまりにお粗末だ。監督官は全国に3,000人ちょっとらしい。一桁違うでしょ。「少々のことには眼をつむります。(違反は)あまり目立たないようやってください。」と言っているようなものだ。

 上西充子教授のニュースサイトはこちら

 労働基準監督官についてはこちら

2018年5月25日 (金)

バチカン美術館を予約

 農作業もひと段落したので、来月のイタリア旅行の最終準備を行った。後半に訪れるローマは連れあいには初めてなので、バチカン美術館には付き合わなくてはいけない。

 世界中から巡礼者や観光客が詰め掛けるバチカンへはふらりと訪れてもはたして入場できるかどうか心配だ。調べてみると、美術館直営の予約サイトがあり、その予約方法が詳しく解説されている日本語サイトもある。

 予約サイトにアクセスしてみると、半月以上先のことなのだが、朝の時間帯はすでに埋まっている。仕方なく午後の時間帯を選んで予約を完了させた。料金はチケット代が1人17€、それに手数料4€が加算されて計21€だった。

 朝食付きのチケットはまだ空いていた。美術館の中庭で優雅な朝食を摂った後に一般チケット客より1時間程先に美術館に入場できるらしい。ただしお値段は一人68€。バチカンはなかなかの商売上手だ。

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