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2020年1月18日 (土)

タランティーノ新作“ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド”

 タランティーノ×ブラッド・ピット×ディカプリオな映画なのだから見ないわけにはいけないでしょう。(加えてアル・パチーノも出てくるのでギャラの総額はいったいいくらなのよ!)で、早くも配信開始になったのを機に視聴。

 ストーリーは淡々と進んで平板に思えるのだけど、さすがに重量級の役者陣だけあって話に引き込んでくれる。映画の時代背景もちょうど私の体験と重なり、バックに流れるフラワー・ポップスが懐かしい。今思うと信じられないような能天気な音楽なのだけど。(サンフランシスコへ行くと、ジェントルピープルに会えるとかいう歌詞だから。今だったら金儲けを夢見るIT技術者には会えるだろうけどね。)

 映画“ローズマリーの赤ちゃん”や“水の中のナイフ”を見ていたこともあって、映画の題材となったシャロン・テート事件のことは良く覚えている。その事件と平行して下り坂にあるTVスターの日常が描かれるのだけど、監督であるタランティーノの趣味(と思えるもの)があちこちに。

 劇中で目に付いたのがイギリス映画“ジョアンナ”のポスター。公開当時に劇場で一度見たきりなのだが、エンディングシーンが鮮明な記憶となっている映画だ。

 世代や経歴からいって、多分タランティーノはこの映画をVHSテープで見ているのだろうね。「劇場で見ているだけ私の勝ち?」なんて思ったりして。

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