長廻し映画「1917 命をかけた伝令」
長廻し撮影をうまく編集して全編がワンカットのように見せることで話題となった映画。確かに長廻し撮影だけど、見始めてしばらくするとそうした技巧には気を取られなくなった。
最前線の部隊への伝令を命じられた若い兵士二人の話で、ストーリー自体はいたってシンプル。だけど、二人同士のさりげない会話が主人公達の実像を浮かび上がらせ、リアルな映像にも引き込まれて終盤まで一気に視聴できた。技巧は別にするとしても中々に光る秀作だ。
長廻し撮影と言えば、ロバート・アルトマン監督の"The Player"の冒頭シーンが忘れられない。この冒頭シーンはカメラの移動距離は少ないのだが、セリフのある役者が次々に出てくるので相当な難物だ。
Opening scene from The Player (1992) from Single Shot Film Festival on Vimeo.
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