ヘッドフォンを再修理
ヘッドフォンはオーディオテクニカのATH-A900を使っている。18年前に大枚1.5万円をはたいて手に入れた当時の中級機種だ。
何年か前に左耳のハウジングを支えるアームが折れてしまった。アルミニュームの粘着テープを巻きつけて凌いできたのだが、強度が不足してアームが歪み耳への圧着がうまくいかない。
部品はもう売ってないので同型のジャンク品を手に入れ、アームだけを利用しようと考えて探してみるのだが、ジャンク品でも結構な値がついている。今でも人気のある機種だ。
仕方がないので薄い金属片を折れたアームに接着させてアームの強度を実用に耐えるように確保できないかと考えた。骨折時のギブスの要領だ。
まずは金属片だ。ツナ缶の蓋部分を適当な形に切り抜けば使えそうだ。ハウジングを分解してアームを取り外し、次にアルコールで金属片の汚れを取り、セメダイン・スーパーXでアームに接着した。そのまま一晩乾燥させた。
アームの反対側にも金属片を両面テープで貼り付けアームをサンドイッチ。それをアルミテープで巻いて固定させた。苦労してなんとか完成。
試してみると強度が格段に上がり、ヘッドフォンが耳に密着するようになった。これでまた当分使えそうだ。
PCに取り込んである楽曲を久しぶりにヘッドフォンで聞き込んでみたのだが、スピーカーでは聞き取れない微細な音がヘッドフォンでは良く分かる。ヘッドフォンの良さ再認識することとなった。
コメント