奈良へのショート・トリップでバスのタッチ決済に驚いた
田植作業がひと段落したこともあり、奈良へ出かけてきた。交通事情が以前とは様変わりしている。北陸新幹線が敦賀まで延伸し、敦賀以北の在来線がJRからハピラインへと移管されたため、サンダーバードが敦賀発着となってしまった。
どうしたものかと調べてみると福井から新幹線に乗り、敦賀でサンダーバードに乗り換えて京都経由で奈良へ向かうのが最短で、所要2時間40分程、料金は片道6,700円となる。全線普通列車を利用してのんびり旅をするとなると所要4時間弱だが、料金は前者の約半分、3,410円で済む。
現役世代とは違って、少々の時間を短縮するためにお金を投入したとしても、それ以上の何かが得られる訳でもない。それなので全線普通列車を利用して出かけることにした。
旅行当日のこと、切符を購入する事情がよく分からないため、早めに福井駅に到着し、まず自動券売機をチェックしてみた。奈良駅までの切符は買えるはずもなく、クレジットカードも使えない。窓口へまわると京都までの乗車券が買えるとのこと。クレジットカードを使って無事に入手できた。JR奈良駅到着後に乗り越し精算をしてもらったのだが、係員からはハピライン発券の切符を珍しがられた。
奈良市内の移動は基本徒歩なのだが、一部奈良交通のバスを利用した。乗ってみて驚いたのがクレジットカードのタッチ決裁が使える事だ。後部の乗車口でタッチし、降りるときに運転手横の端末にタッチさせればOK。福井のハピラインやJRは駅の券売機でさえクレジットカードを受け付けないので段違いに凄い。なかななかにやるもんです。奈良交通さん。
ちなみに東京首都圏ではメトロでのタッチ決裁の実証運用が始まろうとしているようだ。(時期未定、近日中)
奈良交通のソースはこちら
東京メトロのソースはこちら
さて、奈良の旅も終わり帰りのチケットを買おうとする時のこと。奈良駅のみどりの窓口へ出向いたのだが、係員が一人だけしかいなく、すでに20人ぐらいが待っている状態だった。仕方なく自動券売機で京都までの乗車券を購入した(もちろん現金)。みどりの窓口を減らすのは仕方ないのかもしれないが、福井までの通しチケットぐらいはスムーズに買えるようにしてもらいたいものだ。
追記)
タッチ決裁した奈良交通のバス料金、カード会社からの請求も抜かりなく届いた。
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