トレッキング2日目(11月8日)、ナムチェバザールへ
モンジョは谷が狭まっている所で展望がきかない。
それでも宿からタムセルク(6,618m)の朝焼けが望めた。
朝の室温は4℃。
朝食後にチェックアウト、会計は1,770R≒1,770円だった。
サガルマータ国立公園のゲートはモンジョの外れにある。入域料3,000Rを払い、TIMSカードをチェックされる。入域料はつい最近3倍に値上げされたばかり。
ゲート通過後はしばらくゆるやかに登っていく、岩だらけの河原を歩く部分もある。
1時間ぐらいで、この大きな吊橋に到達。ここを渡ると、いよいよナムチェ・バザールへの急坂が始まる。
3,000m超の急坂はきつい。あえぎながらゆっくりと登る。
日陰で約10℃、風がないので動いていれば薄いシャツ一枚ぐらいでちょうど良い。
かなりの日本人のグループ客がナムチェから降りてくる。
(皆白い医療用マスクをしているで、日本人だとすぐにわかる。)
道は乾燥していて土ぼこりがひどいので、マスクを着けると確かに良いのだが・・・。
この時期、日本人トレッカーはほとんどが年配者だ。
現役世代では時間の読めないエベレスト方面へのトレッキングは難しい。
7:30に歩き始めてから、約4時間30分だった。
このナムチェ・バザール、重いリュックを背負ってうろうろしていても誰も宿の客引きに寄ってこない。
子供たちも「写真をとってくれ」とか「お菓子をくれ」とかは言ってこない。
宿はあちこちにあるのが見えるのだが、道が複雑でどうしたらたどり着けるのかわからない。
仕方なくメインロード沿いで、ガイドブックに載っているシャングリラ・ゲストハウスへ荷を下ろす。
予約で一杯とのことで、ちょっと小さい4Fの屋根裏部屋しかもらえなかった。
頭が酸欠寸前の状態となってしまっていて、この部屋への階段の登りだけで、もう「くらくら」してふらついてしまう。
昼食後に、高度順応のため高台にあるシェルパ文化博物館へ登る。
空身で荷物がないのにもかかわらず、「ぜいぜい」とあえぎっぱなしで、すれ違うトレッカーから「大丈夫ですか?(Are you OK?)」と心配される始末だ。
シェルパ文化博物館に併設の写真ギャラリーはエベレスト登山の歴史もわかるようになっており、興味深いものだった。
宿に戻ってみると、日本人3人組が食堂で休んでいるところで、少し話をすることができた。
彼らはカラ・パタールへ登ってからアイランド・ピーク(6,173m)への登頂も果たしたとのこと。
性別も住所も世代もそれぞれ違っている不思議な取り合わせの3人組だった。
この宿の若主人はアイ・フォンを操り、博物館への道もグーグル・マップで教えてくれた。
どうも日系旅行社の定宿となっているようで、その後も常に日本人グループ客が滞在していた。
トイレは当然水洗だし、料理も美味しい宿だ。夕食に注文したチベット餃子(モモ)が美味しかった。
少し頭痛がでてきたが、その晩は充分眠ることができた。
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