トレッキング4日目(11月10日)、ナムチェで停滞
朝起きてみると下がりはしたが体温36.8℃。と微熱気味。
1日休養することにした。
水分大目の朝食をとり、午前中はもう一眠り。
午後はそろそろと起きだしてナムチェを探索。
まずは腹ごしらえで、ベーカリーショップでピザとビール。
3,500mの山中とはとても思えないおいしいピザだった。
昼食後にうろうろしていると、市が立っているを見つけた。
ナムチェ・バザールの名前の由来となった週末の定期市だ。
すっかり忘れていたが、その日は土曜日だったのだ。
各種食料や日用品に混ざって、スパゲッティやマカロニ、ツナ缶などのトレッカー向けの食材も並んでいる。
ナムチェには結構な店舗があり、ひと通りのものは揃えることができる。
正規品を扱う登山用品店も3軒あり、クレジットカードさえあればエキスペディション用の登攀道具でも調達可能だ。値段も日本とさほど変わらない。
飲食店の方もアイリッシュ・パブさえあって、夜になるとにぎやかしい音楽が聞こえてくる。
そうなのだけど、私のような単独のトレッカーにとって必要な旅行エージェントがひとつもない。不思議だ。ホテルや飛行機、ガイドやポーター手配の需要はありそうなものなのだが。
ちなみに、両替屋もATMもあります。両替は若干レートが悪くて、1万円の両替で下界より数百円程度違ってくる。ATMでのキャッシングは金利以外に1回500R≒500円の手数料がかかるようになっている。
行き交う人々を観察。
ローカルの人達が着ているものは圧倒的にノース・フェイスのジャケット類。
ただし、新興勢力ではMammut(マムート)が伸びてきているようだ。
トレッカー達の装備で多いのはMammut(マムート)、berghaus(バーグハウス)、ザックではOSPREY(オスプレイ)だ。ザックだけはアメリカ製品が強いね。
宿に戻ると、大きなグループが幾組も入っていてその晩は満員となった。
そのうちの年配者達の日本人グループが私と同じくゴーキョ・ピークを目指し、さらにレンジョラ・パスを越えて左回りにナムチェに戻ってくる計画とのことだった。
魅力的なコースらしいが、5,360mの峠越えが大変だ。途中に宿も茶店もないので、一気に走破しなくてはいけないし、万一の時は退避する場所がない。
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