トレッキング5日目(11月11日)、クムジュンへ前進
まだ微熱は続いているのだが、食欲はあるので、無理をしない範囲で先へ進むことにした。
とりあえずナムチェから半日行程のクムジュンへと向かう。クムジュンの隣村のクンデには病院もあるし、悪化したとしてもそこで診てもらうことができる。
一昨日の日帰りハイキングで通った峠超えのルートでなく、少し遠回りになるが水平道をじわじわと登っていくルートをとることにした。
ナムチェの外れから北東方向に水平道がずっと伸びている。
このコースはエベレストB.C.へのメインルートなので、トレッカーの数も多くにぎやかだ。しばらく歩いて尾根を回り込むとエベレスト方面への展望も開けてくる。
登りがゆるやかだし、展望が良いので歩いていても気持ちよい。
高山植物もわずかながら道端に咲いている。
途中の茶店で一服、可愛いらしい親子が店番していて母親は英語がうまい。
展望が良いのでここら辺で宿泊しても良かったのだが、時間もたっぷりあるので、もう少し高度を稼いでおくことにした。
水平道が終わり、エベレストB.C.への道と分岐して、西に向かってクムジュンへの坂道が始まる。坂の標高差は130mでたいしたものではないのだが、とたんに苦しくなり、何度か休みをとりながら登る。
↓登ってきたクムジュンへの坂道を振り返る。左奥のピークはアマダブラム6,828m
12:30頃クムジュン村(3,780m)へ到着、ナムチェからは3時間半だった。
入り口近くに宿をとる。この宿、看板がない。
昼食は一昨日と同じく、集落中央にあるベーカリーでサンドイッチとビール。計650R
昼食後は村の奥を探検。
↓古そうな民家
泊まった宿に客は私一人だけ、母親と息子、中学生ぐらいの娘の3人でやっている。
父親は仕事で留守なんだと思う。
母親はどんとかまえて、子供たちをあれこれと使っていた。
食堂は家族の居間と兼用なので、なんだか普通の民家に上がりこんだような感じがする。
ダルバーツ(豆スープ)とタルカリー(野菜カレー)の夕食を頂く。
トイレは溜めてある水を使って自分で流す手動水洗だった。
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