トレッキング6日目(11月12日)、ポルツェ・テンガへ
クムジュンは標高が高い分ナムチェより寒い、朝起きたら窓が凍りついていた。
ナムチェでは寝袋のジッパーをフルオープンにして掛け布団として使ったが、ここでは閉めて使わないとだめだ。
朝は快晴で部屋の窓からタムセルク(6,618m)が正面によく見える。奥はカンテガ(6,783m)
体温の方は前日より少し下がったのだが、まだ微熱状態が続いている。
悪くはなってないので、もう少し前進することにした。
8時頃に出発し、村はずれにさしかかるとネパールの国鳥となっているダフェに遭遇。
なんとか写真に撮れた。雉の仲間で、羽が美しい。
昨日高度を稼いでおいたので、クムジュンの村外れから、しばらくは水平道が続く。
↓水平道から振り返ってクムジュン村方面を望む
そのうちに勾配もきつくなり、モン・ラという峠を目指してひたすら登る。
11時頃にモン・ラ(3,970m)着、峠だけあって、展望は良好。
谷の対岸には空中に浮かんでいるようにポルツェ村が見える。インカの遺跡、マチュピチュのようだ。
早めの昼食で、ゆでジャガイモを頼んだのだが、量が多くて半分ぐらいしか食べられなかった。
モン・ラを過ぎると谷底に位置するポルツェ・テンガ(3,680m)へひたすらの下りだ。
一番手前の新しそうな宿ポルツェ・テンガ・ゲストハウスに荷を下ろす。
トイレは手動水洗、電気は来てないのでソーラー発電、照明はすべてLEDだ。
部屋も新しくてきれいだった。
体温を測ってみると37.4℃に上昇していた。おまけに夕方から雪がちらつき
周囲は真っ白に。「こりゃだめだわ」と、すっかり気弱になってくる。
客は半分ぐらいの入りで、夕食時は結構にぎやかだった。
夕食には水分の多い流動食であるシェルパ・シチューを食べる。余りものをぶち込んだ雑炊のようなものだ。
その後はすることもなく就寝。
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