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2014年1月23日 (木)

RIMOWA(リモワ)を自分で修理

RIMOWAはドイツのスーツケースメーカーで、アルミ合金製のものが有名だ。

わが家ではアルミ合金製のものは高くて手が出ないので、ポリカーボネート製のものを中型小型あわせて3個保有している。ポリカ製のものは軽くて実用的なのでなかなか重宝している。

ところが出張が度々あるわけでもなく、使用頻度はせいぜい年数回なのにもかかわらず、これまでに結構故障している。

最初に発生したハンドルの固定不良は購入した店に持ち込んで有償修理となり1万数千円の修理代がかかった。

次に荷物をケース内で固定させるベルトがほつれて取れそうになり、テント修理用のごっつい糸と針を使って自分で縫い付け直した。

今回またハンドルの固定不良が発生、故障したやつは機内持ち込み可能なキャビントローリー。症状としてはハンドルを格納してもスムーズに固定できず、何度か押し込むとなんとか片方だけはロックできるいうものだ。

メールで写真を添付して修理業者に見積もりしてもらったところ、ハンドル取替えで14,000円との回答が戻ってきた。

「それはちょっと痛いよな。」とネットで情報検索したところ自分で修理している人がいる。
そのページはこちら

故障の症状が私のとはちょっと違うのだが、何とかなるだろうと分解を開始。必要な工具は”トルクスレンチ”、約400円也。ちょっと特殊なので大型店でないと置いていない。Dscn6246

まずは先ほどのネット情報を参考にハンドル部分を本体から外してみる。
内側上部にあるネジ(赤丸)を左右2本外す。

Dscn6235_01

続いて、ハンドルを本体下部に固定しているネジを外す。ネジを回すのは本体の外側から。

Dscn6236_2

ハンドル部分が取り出せた。

Dscn6237_2

取り外したハンドル部分を押したり引いたりして動作を確認したところ、ハンドルシャフトパイプを取り付け部(上の写真赤丸部分)に押し込んでやるとうまく動作することが判明した。

どうも内側のハンドルシャフトのポッチ位置と外側のパイプの穴の位置が微妙にずれてしまっていて、パイプを取り付け部に押し込むことによってそれが修正できたようだ。

きちんと穴から飛び出してロックできるようになった樹脂製のポッチ。
それまでは左右二つあるパイプ部のうち片側一本の方しか飛び出さなかった。

Dscn6242

そのまま元に組みなおしたところ、ちゃんと正常動作する。
ハンドル部の分解までせずに簡単に直った。
※組み直すのにネジを締めつけ過ぎるとバカになるので注意

結構な重量になるスーツケースを取り回す役割のハンドル部分が故障しやすいのは理解できるのだが、修理代が高すぎるのはいかがなものか。ドイツ人もこんな高い修理代を払っているのだろうか?

高いのが仕方ないとすれば、パソコンでいえば旧IBMのように図面をちゃんと開示して、一般消費者が自分で修理できるようにしてもらいたいものだ。

もっとも、国内正規代理店経由のものを購入すると5年保証がつくようになったらしい。これも世界共通保証にすればブランド価値が高まると思うのだが。

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コメント

リモワスーツケース背面からネジを外したそうですが、ねじ穴ありましたか?
私のは、ねじ穴が点みたいなタイプでどうやろうか思案中です。

背面にちゃんとネジ穴があり、そこから内部のハンドルにネジが通っている状態でした。現物は現在家族に貸し出し中です。ちなみに、古い古い二輪タイプのものです。

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