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2014年3月12日 (水)

キューバ音楽

私がまだ10代の頃、西暦で言うと'60年代になるが、その頃の日本の流行音楽は今と違っていて演歌を除けばジャンルの垣根が低く、世界各地のポピュラー音楽を取り込んでいた。

歌謡曲にもラテン歌謡というジャンルが存在し、片言だけどスペイン語のいくつかのフレーズは日本人の耳にも馴染んでいた。歌手の芸名にもスペイン語が使われていたぐらいだ。そのへんの詳しい解説はこちら

日本オリジナルのラテンリズムであるドドンパも生まれた。

東京の赤坂ではキャバレーが隆盛を誇り、ラテン音楽のライブが連夜行われていたようだ。

 

そうしたかつての東京のナイトライフのことは裕次郎とか小林旭が活躍していた日活映画の中でしか知らないのだが、私が20代の頃までは住んでいる田舎町にも生バンドが出演するキャバレーが確かに存在していた。

日本のラテン歌謡の元をたどって行けばキューバ音楽にたどり着く。
キューバのハバナはフィデル・カストロ達による革命達成以前は世界に冠たる歓楽都市で、ラテン音楽のショウ・ビジネスが全盛を誇っていた。

有名なハバナのキャバレー "Tropicana"の映像を今見ると、その豪華絢爛さに圧倒される。

もし当時の"Tropicana"に行くことができたとしたら、いったいどういう服装をしていけば良いのだろうか?

革命により歓楽街は無くなったけれど、依然としてキューバはラテン音楽の中心地であり続けている。無料の音楽教育制度もあり、ミュージシャンの層が厚い。
日常の中にさりげなく音楽があるのがすごいね。

 

エアー・カナダがハバナへ飛んでいるので一度は行ってみたい。

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