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2014年6月12日 (木)

マイレッジプログラムの終焉

ユナイテッド航空からメールが届き、今年の改正に続いて来年春からプログラム内容が大幅に改正されるとのことだ。

それによると今回の改正はプログラムの根幹に関するもので、従来の飛行距離をベースにしたマイレッジ付与から購入金額をベースにしたものに変更され、もはや”マイレッジプログラム”という名前自体から離れたものになってしまう。

スターアライアンス加盟のアジア系航空会社の安いチケットを購入してユナイテッドのマイルを獲得してきた一般エコノミー旅行者である私にとっては事実上のプログラム終了だ。

例を示すとタイ航空でヨーロッパ往復のチケットを10万円で購入したとすれば、従来のプログラムでは12,000マイル獲得できたのだが、改正後は5,000マイルにしかならない。

春に特典旅行に必要なマイルが大幅に増えたのと併せてみると、バンコックへのエコノミ往復チケット(45,000マイル)を獲得するのにヨーロッパへの8回往復分の出費が必要になってしまうので、もはやこのマイレッジプログラムは”ちょっとしたおまけ”程度のものにしかすぎなくなる。

格安航空会社(LCC)の台頭などで、航空業界の環境も様変わりし、一般エコノミー旅行者をマイレッジによって囲い込む必要などなくなってきているのだろう。

これですっきりした。これからはマイルを貯めることを気にする必要がなくなるので、旅行先や利用航空会社の選択肢が大幅に増える。今まではマイレッジに呪縛され、スターアライアンスに加盟するアジア系航空会社の就航先を優先させて旅行先を決めていた。いわゆる本末転倒だ。

とりあえずこれまで溜まったマイルの消化旅行を二つ計画しているが、それから先は旅の自由度が大幅に増えることになるので、考えようによっては喜ばしいことだ。マイレッジシステムのコストは最終的に消費者が負担してきたからね。

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