掘り出し物映画
「どうせたいした事ないだろう」と全く期待せずに見始めて、結構に面白かった映画というのはそう多くはない。そうした掘り出し物に当たる確立は低い(注1)のだけどB級アクション映画は時々見てしまう。
今回の"掘り出し物"は主演がD・ワシントンの"2ガンズ(2Guns)"、ギャラはA級なのだろうけどストーリーは完全なB級テイスト。D・ワシントンの主演映画に"掘り出し物"とは失礼なんだろうが、旅客機パイロットを演じた"フライト"が私の中ではあまりの駄作(注2)だったからな。
ストーリーはどうでも良いようなもので、突っ込みを入れたくなるところも山ほど出てくる。まあ要は"麻薬取締局、CIA、海軍、メキシコの麻薬カルテルが四つ巴の派手なバトルを繰り広げるアクション映画というだけ。共演はマーク・ウォールバーグで(この人最近売れているね)、D・ワシントンとの掛け合いがなかなかに楽しい。
相棒同士の掛け合いが楽しいこうした"バディ・ムービー"は結構好きだ。このジャンルで掘り出し物といえば"ティム・ロビンス"と"マーティン・ローレンス"が共演した"Nothing to lose"(1997年)を思い出すな。
おまけじゃないが、バディ・ムービーでコメディアクション映画の掘り出し物をもうひとつ。アイス・キューブ主演の"All About the Benjamins”(邦題グッド・ボーイズ)
注1) かなり前だがツタヤのDVDには"お勧め"シールが張ってあって、掘り出し物に遭遇する確率は高かったのだが。
注2) シリアスドラマならリアリティが大事だと思うが、破綻しているストーリーをずーっと引っ張っておいて、「これでどうだ」とばかりに最後に大見せ場をもってこられても白けるばかり。
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