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2014年10月

2014年10月28日 (火)

ニュージーランド旅行の手配完了

 難関であるミルフォード・トラックの山小屋の予約が7月に取れたのだけど、それで安心して他の宿やバスの手配をおろそかにしていた。ちょっと忙しかったこともあるが、気がついたらいつのまにか出発2週間前になっていた。

 あわてて宿をあれこれリサーチして、バックパッカー向けのホステルを順次手配していった。山小屋では仕方ないが、ドミトリー(相部屋)はちょっと辛いし、かと言って安く上げなければいけないのでバス共用のシングルかダブルの部屋をあたった。しかし、シングルは既にかなり埋まっていて、特に部屋の絶対数が不足している国立公園内のホステルはもうドミトリーしか空いていない。 

 長距離バスの手配も既に出遅れ気味で、良い時間帯の便は埋まっているものもある。ニュージーランド南島は人気の観光エリアなのに、バスの便数は想像していたよりずっと少なく、一人旅では他の交通手段の選択肢もない。まあ、過疎地なのだね。

 今回の旅は全行程23泊24日なのだが、飛行機乗り換え6回、バス7回、鉄道(JR)2回、宿替え14回という最終計画となった。あれこれ考えながらこれをすべて手配するのに延べ8時間以上もかかってしまった。

 旅程としてはクライスト・チャーチ1泊→テ・カポ1泊→マウントクック国立公園3泊→クイーンズ・タウン3泊→テ・アナウ2泊→ミルフォード・トラック・トレッキング3泊→ミルフォード・サウンド1泊→テ・アナウ1泊→ケプラー・トラック・トレッキング1泊→テ・アナウ1泊→ダニー・デン2泊→クライスト・チャーチ2泊(これに前後機中泊)。 ちょっと欲張り過ぎてあれもこれもスケジュールに詰め込み過ぎた気もする。 

 インターネット登場以前はこんなふうに事前に宿や交通機関を予約して旅することはなかった。時には宿を探して町中を何時間も歩き回ることもあったが、そうして旅先で苦労したことは良い思い出として残っている。もう今は予約なしでの旅行はちょっと考えられないのだが、果たしてどちらが良いのか。 

 ニュージーランドを舞台にした映画といえば思い出すのはホリー・ハンター主演の"ピアノレッスン"だな。行く前に見直してみようか。

2014年10月19日 (日)

代替品のハードディスクが故障

 故障したウェスタンデジタルのハードディスクをはるばるベトナムへと送って、代替品に無償交換してもらったのが8月。それから2ヶ月しか経たないのにまたもや故障してしまった。 今度も検査ソフトで”Too many bad sectors”との結果。 

 もはや代替品は信用ならないと悟り、新品を買おうとリサーチしてみた。だが、しかし、ハードディスクメーカーはすっかり淘汰されてしまっていて3.5インチではウェスタンデジタルとシーゲートの2社しか選択肢がない。 

 用途はNASへの組込みなので低速静音で低消費電力のものが望ましい。安価でそうした条件を満たすものとなると、またしてもウェスタンデジタル製のものになってしまった。ただし、価格帯ではひとつ上のパープルシリーズにした。ワンランク高いといっても実勢価格で1,000円ほどしか違わないし、保証期間がグリーンシリーズより1年長い3年となっているので、信頼性で多少はましだろうとの期待もある。 

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 このパープルシリーズは”監視カメラ向けに最適化されていて映像の連続記録に強い”とメーカーはアピールしている。ヨーロッパあたりの都市部では監視カメラがとんでもなく増えているらしいので需要が見込めるのだろう。いやな世の中だ。

 とりあえずNASに組み込んで順調に動作している。

 壊れたハードディスクは捨てようと思ったのだが、保障期間が3ヶ月ほど残っているのでもう一度無償交換してもらうことにした。今度はマレーシアへ送れとのことで、送料は800円だった。代替品が戻ってきても再生品だろうからもう大事なデータを保存する気にはなれないので、使い道は特に頭に浮かばないのだが。

2014年10月17日 (金)

NY Chair、シートを張替え

 NY Chair(ニーチェアー)は新居猛氏によってデザインされた折りたたみ式の安楽椅子だ。美しいフォルムを持っていて、安価なうえに実用性も非常に高い。そうしたことが評価されてニューヨーク近代美術館(MOMA)の収蔵品にもなっている。

 詳しい解説はこちら

 我が家のNY Chair は30数年前に購入したやつで、途中で一度シート生地を交換しているのだが、毎日酷使しているせいもありまた破れてしまった。

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 ネットで交換用のシート生地を探してみたところ、製造元のニーファニチャーが事実上廃業してしまっていてオリジナルのシート生地はもうどこにも在庫がないことが分った。

 唯一ライセンス生産しているとの台湾製の製品が見つかっただけだった。その台湾メーカーは展開している色数が3色しかなくて、どの色も私の好みではない。とはいっても他に選択肢もなく、好きではないのだがパステルカラーの淡いグリーンを発注した。お値段は結構高くて送料別で9,200円。

 届いたシート生地に張替えしてみると、色は思っていたよりずっと良い感じで悪くない。シートが新品になったことで古い椅子も見違えるほどになった。すわり心地も上々。

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 これでまたこの椅子を使い続けることができる。ニーファニチャーにはぜひ再建してもらって、この椅子を作り続けてもらいたいものだ。

2014年10月11日 (土)

京都で星なしミシュラン

 ミシュランと言えばタイヤメーカーなのだが、日本では副業であるガイドブックの方がすっかり有名になってきている。

 初めてそのミシュランガイドにお世話になったのは2002年、その秋にローマからフィレンツェへの2泊3日のドライブ旅行を計画した時だ。

 当時すでにウェブサイトが開設されていて、下調べのため出発地と目的地を入力して検索するとルートと所要時間がすぐに出てきた。もちろん詳細な地図もプリントアウトできて、これはすごいものだと驚いたものだ。おかげでフィアットプントを運転してなんとか無事フィレンツェまでたどり着く事ができた。

 ウェブサイトにはドライブルート以外にもレストランやホテル、見所情報もたくさん掲載されていて、その後もヨーロッパへ行く度に利用している。とは言っても、星の評価が付いているレストランやホテルはちょっと手が届かないし、客として振舞う自信もないので、目が向くのはもっぱら星なしの店ばかりだ。ミシュランガイドで星の評価がされてなくても、それに掲載されるだけ(星なし)でも結構なことになるらしい。

 その"星なし"でも特に気になるのがミシュランのマスコットキャラクターのマークが付いている"ビブグルマン"評価の店だ。これが付いていると「美味しいうえに、料金は安くてお得です」ということになるらしい。 

 その後何度かビブグルマン評価のレストランへ行ってみようと思案はしてみたのだが、「宿から遠い」とか「時間がない」とかで今までは果たせなかった。星なしの中でもビブグルマン付きのレストランが少ないせいもある。

 前置きが長くなったが、ようやく、京都でそのビブグルマン評価のイタリアンレストランへ行ってみることができた。 

 京都まで出かけたのは、ドイツ訪問時にお世話になったご夫婦が観光で日本を訪れることになり、その方達と京都で落ち合って夕食をご一緒することにしたからだ。選んだ先は星なしビブグルマンの"cucina italiana 東洞"と言うイタリアンレストラン。京都の伝統家屋である町屋を改造した店だ。そこへはひと月以上前に予約をいれて席を確保した。 

 当日は総勢7名が集合しディナーを開始した。お任せのコースを事前にお願いしてあったので、サービスの流れはスムーズ、前菜3皿、メイン2皿、パスタとリゾット各1皿、最後はデザートにコーヒー。

 パスタ類が後に出されるのが日本ならではだ。ポーションは少ないが京懐石のような繊細感のあるイタリア料理を堪能できた。甘鯛やばい貝など日本の食材も良く合っていた。さすがは京の都だ。

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 メイン料理の写真はないが魚は甘鯛、お肉は牛フィレだった。パスタ類のポーションが少ないのは特に頼んだためだ。

 残念ながらミシュランは日本の情報をウェブサイトで展開していない。「ガイドブックを買って下さい」ということだね。

2014年10月10日 (金)

秋の取立山

里帰りした娘夫婦のリクエストで10月1日に取立山へ。残雪期、初夏、秋と今年はこれで3回目の取立山ハイキング。

紅葉にはちょっと早く、平日でもあり、出会ったハイカーは5人ほど。

頂上までの登山道周辺はほとんど紅葉していなかったのだが、取立平に下ると紅葉が始まっていた。

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こつぶり山(1,264m)を背にして大滝へと下る。

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雪解けの時期はとうに過ぎ、秋なのだけど”大滝”は結構な水量を保っていた。

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紅葉の見ごろは10月中旬過ぎぐらいからだろうな。

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