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2014年12月10日 (水)

ニュージーランド、Mt.Cook国立公園

 Mt.Cookはニュージーランド最高峰の山、標高3,724mで富士山(3,776m)とほぼ同じ。ニュージーランドの南島へ来てここを外す訳にはいかない。

 ところが有数の観光地であるにもかかわらずはなはだ交通の便が悪い。南島の玄関口であるクライストチャーチから直行バスが日に一本あるにはあるのだが、途中で色々と観光していくツアーバスで料金もすごく高い。

 時間の余裕はあるので高いツアーバスは敬遠し、通常のバスで途中のテカポ湖まで行き、そこで一泊してミニバスに乗り換え、11月13日、Mt.Cook国立公園に入った。

 その日は前日の雪模様と変わって、概ね晴れの良い天気。前日の雪で山々が白く輝いている。氷河湖のプカキ湖からMt.Cookを望むと幻想的な美しさだった。

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 氷河谷に入ると今度はそのスケールの大きさに驚く。周囲の山々の標高は日本アルプス程度なのでそうしたスケール感はまったく想像していなかったのだが、もうヒマラヤ並だ。

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 私が行ったことのあるネパールのランタン谷と比較してみると、ランタン谷で最奥の宿があるキャンジン・ゴンパの標高は3,800m、周囲の最高峰はランタン・リルン(7,245m)でその標高差は約3,500m。

 一方、宿などがあるMt.Cookビレッジの標高は700m、最高峰のMt.Cookとの標高差は約3,000m。標高差で比較すると両者の差はあまりない。それなので、Mt.Cookビレッジではヒマラヤ並みのスケールの景観が目の前に迫ってくる。

 ヒマラヤのランタン谷だと最奥のキャンジン・ゴンパまではカトマンズからバスで丸1日、そこから歩いて3日もかかるのだが、ニュージーランドでは軽装の一人旅でも、バスを乗り継ぐだけでそうした景色に簡単に出会えるのだから素晴らしい。

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