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2014年12月20日 (土)

ニュージーランド、ミルフォード・トラック 現地で最終準備

 ミルフォード・トラックのトレッキングはガイド付きのパッケージ・ツアーもあるのだが4泊5日(最終日のクルーズ付)で18万円以上ととんでもなく高い。

 当然にも自炊しながらガイドなしで歩く方を選んだ。自炊小屋はニュージーランド政府の環境保護局が管理していて、小屋のチケットが取れないと歩くことが出来ない。

 つまり小屋の定員以上はミルフォード・トラックに入れないように規制されている。(入り口部分を日帰りで歩くのはかまわない)

 その小屋の予約解禁となった7月中旬、すこし出遅れはしたのだがほぼ希望どおりに小屋とアクセス手段のチケットが取れた。お値段は313NZ$(約28,000円)だった。

  トレッキングの基地となるのがテ・アナウという田舎町、11月19日、クイーンズ・タウンからバスで2時間ちょっとで着いた。 

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  荷を降ろしたユースホステルはこじんまりしているが中庭もあって快適なところ。あとで色々とお世話になることに。

ホステル正面、車で来る人が多い。ほとんど日本車

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泊まったダブルルーム、シングルは空いてなかった。

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 早速自炊用食料の買出しにスーパーマーケットに出かけた。町の規模にちょっと合わないような大きなスーパーがあり食料はなんでも揃う。

  翌日朝、環境保護局のオフィスにチケットの受け取りのためにいそいそと出かけた。ところが、係官は「(季節はずれの)雪のせいで現在トレイルが閉鎖されている。再開するかどうかは明日の朝(出発当日)に判断するので出直してもらいたい。」と言うではないか。

 思ってもいなかった事態に大衝撃、ミルフォードトラックに延期はありえない、予定日に出発できるかできないかがすべてなのだ。「はるばる日本からやってきたのにこんなことってありかよ?行けなかったらどうしよう?」翌日も閉鎖だったらそもそもその日に泊まる所を探さないといけない。

 運命の分かれ道となるトレッキング予定初日の11月21日(金)、小雨の中を再び環境保護局のオフィスへ。すると、ありがたやトレイルが再開されていた。心の中で思わず「ばんざい。」、ただし、緊急時用のヘリコプター料金を前払いしろとのこと。行けるのだったら多少のお金はこの際どうでも良い気分になっていたので、もちろん払いました。95NZ$(約8,500円)、環境保護局はうまい商売しているな。ちょっと飢餓状態にしておいて美味しい餌を投げてくる。

 それから、トレールが閉鎖されて、目前で涙を呑んだ人はお気の毒でした。

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