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2015年3月 6日 (金)

知らないうちにGoogleマップに旅行日程が!

 予約したホテルの場所を確かめようと、Googleマップで探してみたら“◇月◇日~◎月◎日”との情報がホテル名と一緒に表示されている。

 表示されている日にちは大手予約サイトで宿泊を予約して、確認メールが届いている日にちだ。“??なにこれ?”と今度は空港を見てみると、Webで予約したフライトの日にちと出発時刻が表示されている。

 私の場合、すべてのメールアカウントをGmailで受信できるようにしているので、Googleがメール内容を解析して、その情報をGoogleマップに連動させているものと思われる。ネットの閲覧履歴に連動する広告が出てきた時も気持ち悪かったが、今度の場合はメールの中身というプライバシー本体を解析してきているのだからもっと不気味だ。

 ここまで踏み込んだことをGoogleがやっているとは思っていなかったので驚いた。外出先でスマートフォンを使いこなしている人にとっては既に当たり前のことなのかも知れないが。

 いつの間にかGoogleという一私企業が私の生活の場に入り込んで来ている。私が住んでいる所は純農村地帯で世帯数40戸ほどのど田舎なのだが、すでに3年ほど前からストリートビューが可能になっていて、ネットに接続すれば誰でも私の家の玄関先が覗けるようになっている。

 ちょっと怖い状況なのだが、便利さの方が上に来て、そのうちに慣れてしまうのだろうね。現にネット閲覧に連動する広告の方はもうたいして気にならなくなっている。

 こうしたようにジョージ・オーウェルが小説“1984年”で書いたような状況が、ハード面が揃ってきている中で出来上がりつつあるように思える。

 例えばロンドンでは監視カメラが400万台以上設置されているようだし、アメリカでは愛国者法によって令状なしで電話盗聴やメールの傍受が可能となっている。アメリカのNSAはエシュロン(Wikipedia参照)やPRISM(Wikipedia参照)によって国内どころか世界中の通信情報を傍受監視しているらしい。

 そのNSA元職員でロシアに亡命中のスノーデン氏はプライバシー漏洩に対する自己防御方を我々に伝授しているのだが、(リンクはこちらこちら)それなりのスキルもいるし、かなりの手間がかかる。ネット社会で自身のプライバシーを守るためには今のところ個々人が鋭意努力するしかない。

 日本でも法律や制度などの社会的なソフトさえ揃えば、明日にでも監視社会が実現可能だろうな。気をつけなくてはいけない。

3月11日追記

WikipediaがNSAによる情報収集を合衆国憲法違反として提訴したとのこと。

頑張ってもらいたい。ソースはこちら

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