スペイン、田舎町でおいしい定食
スペインで食事と言えばバル(Bar)を真っ先に思い浮かべるのだが、安いようでもテーブルに着いてそれなりの皿数を注文し、ワインを何杯か飲めば結構な勘定となってしまう。
その点、ちゃんとしたレストランで定食(Menu)を頼んだ方が注文するのにも悩まないし、全体の満足感も大きい。今回の旅では都市部よりも田舎の方でおいしい定食にめぐり合えた。
その1
トルラ(Torla)村にあるレストラン“EL Duende”での定食、「MENÚ DE LA CASA」
トルラ村はオルデッサ/モン・ペルディド国立公園の入り口に位置する山岳リゾートで、訪れた7月中旬は避暑客やトレッカーでにぎわっていた。
まずは飲み物、赤ワインとミネラルウォーターを注文。ワインは込みなのでグラスだろうと思っていたのだが、どーんとボトルで登場、もちろん目の前で栓を抜いてくれる。突き出しにオリーブとサラミ。
次は子羊のローストをチョイス、ワインを自分で注いでどんどん飲んでいく。
食後にレモンチェッロ、がんばったのだがワインは少し残してしまった。
デザートも付いていたのだが、もうお腹に入りそうもなかった。ボトルワイン、水、食後酒、税、すべて込みで22.25ユーロなのだから言うことなし。
店のウェブサイトはこちら。調べてみたら星なしでミシュランに掲載されている。
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その2
Ainsaという町にある“Callizo”での定食、「Menu LAND」。
Ainsaはかつてはアラゴン王国の都だったとのことなのだが、とてもそうとは思えない山間の小さな町だ。トルラ村からバルセロナへ向かう途中に立ち寄って1泊した。
この店、ミシュランにも搭載されていて“Bib Gourmand”マーク付きだ。
2つある定食のうち安い方をチョイス。税込みで32.45ユーロ、ワインは別。最初にテーブル前で食前のカクテルを作ってもらえる。その後一口サイズの料理が次々に10品も出てくる。どれもおいしくて、ついついワインがすすんでしまう。
メインの後はデザート、4つから選べる。
デザートの皿が下げられ、これでもう終わりだろうと思っていたら、最後にサプライズ。ウェイターが小さなトランクを運んできてテーブルの上に広げてくれた。中には、フラスコに入った食後酒とお玉に乗せたチョコ菓子が。
テラス席からの眺めも最高だし、カップルで来ると良いだろうね。
ワイン5杯と水、カフェを入れて勘定は53.35ユーロだった。その日泊った宿代より高くつき、今回の旅では一番の贅沢をしてしまったのだが、大満足。今度近くに行ったとしたら必ず立ち寄るだろうね。
とっても美味しそうです。
Callizoでの10品もの一口サイズ料理+ワインを飲みながら気持ちの良いテラス席での時間、至福の時ですね。サプライズ・デザートもオシャレですね。私でしたら嬉しくて一人ニヤニヤ笑みを浮かべながら食事していたと思います。
アラカルトから選ぶと自分好みに偏りがちになってしまうし、セットメニューだと料理の発見があるし、楽だし、お得ですしね。
スペインでの食事はどこも美味しくいただきましたが、今度は北部の美食の町、サンセバスティアンに行ってみたいです。
投稿: Ms.S | 2015年8月18日 (火) 19:37
サン・セバスティアンはミシュラン星付きの店が密集しているので有名らしいですね。星付きは無理だけど、ビブグルマンだったら行ってみたい。
私たちも次回にはスペイン北部の田舎町巡りに行ってみようかと話しているのですが、北イタリアへ行ってないし、クロアチアなども良さそうだし、迷ってしまいますよね。
投稿: 管理者 | 2015年8月19日 (水) 13:01