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2016年1月 8日 (金)

ラオス、ルアンパバーン再訪 その2

 村上春樹の旅行エッセイ集が最近出版された。タイトルは“ラオスにいったい何があるというんですか?”。気になったので本屋でラオスの章をチラ見してみたら、村上氏はルアンパバーンでアマングループの超高級リゾートにお泊りだったようだ。調べてみるとそのリゾートホテルは安い部屋でも1泊1,000USDオーバーと、まあ夢のような世界だ。経費はもちろん出版社持ちだったのだろうね。

 ルアンパバーンでは日本人観光客の影が薄い。アジア系で目に付くのはタイ、コリアンと中国系の観光客。店の看板にも簡体字とハングルが目立ち日本語のものはほとんどない。日本からの直行便がないし、パックツアーに適した設備の整った大型ホテルがないのが要因だろうと思う。コリアン系が多いのが謎だったのだが、帰りの飛行場でその謎が解けた。ラオス航空がソウルへの直行便を飛ばしている。

 ルアンパバーンは食事も美味しい。イタリアン、フレンチ、ラオス、ベトナム、タイと各国の料理が揃っていてレベルも高い。お酒もローカルのビールが安い。グラスワインも日本で飲むより安くて、しかも量も150mlぐらいはあり日本よりずっと多いのでお酒好きには良いところ。日本料理店は見かけなかった。

 タマリンド”のラオス料理、手前は水牛のラープ(ひき肉料理)、奥はポークをレモングラスで包んで炭火焼にしたもの。Dscn9442

 物価は高めだ。ちょっと設備の良いゲストハウスは50USD以上、もう少し高級だと100USDオーバー。しかも年末年始頃は超ピークなので空いてない。旧市街中心部の少しひっこんだ裏通りで10USD以下との看板もいくつか見かけたのだが、はたして設備はどんなものだろうか?

 ラオスからの帰路、関西空港から“はるか”の自由席に乗ってみると、アジア各国からの若い旅行者で賑わっていた。話題になっている爆買のツアー客だけでなく、個人で観光する人もいつの間にか増えているのだなと実感。喜ばしいことなのだが、JRが不便だね。切符が漢字なので非漢字圏の人はまるで読めないし、チケットをネットで買ってそのまま印刷することもできない。ドイツ国鉄を見習ってもらいたいものだ。

追記(旅情報)

 ルアンパバーン空港の両替窓口は普通の時間帯だというのに到着時も出発時もなぜだか閉まっていた。空港のATMは手数料が掛かるとの情報を得ていたのでタクシーチケット窓口にドルで支払えるかと尋ねてみた。すると担当者曰く「両替してやるよ」とのこと。ところが両替レートがとんでもなく悪い。幸いにも小額紙幣を持っていたのでたいした被害ではなかったのだが、多少手数料が掛かったとしても空港のATMでキャッシングした方が良いだろうね。

 市中の両替は銀行の方が多少レートが良いけど、両替商でもさほど変わらない。ATMでのキャッシングは蓮の花がマークとなっているJDBのものだと手数料が掛からない。(かなりの数が街中にある。)空港にもその銀行のATMがあったのだけど手数料については未確認。

追記その2

 キャッシングの請求書をチェックしたところ無料と思っていた手数料が入っている。一回につき15,000キップ(約220円)。ATMの操作画面上ではそうした告知はなかった。操作画面で告知のあった他銀行の手数料は20,000キップだったので少し安いのだが、告知しないのは問題だ。

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コメント

アジアで行ってみたい場所の一つがルアンパバーンです。ベトナム・ハノイに住んでいたのですが、その時は私も「ラオスに何があるというんですか?」と思い、近いのに行きたいとも思わなかったのに、日本が長くなるとフランス香る古都に行きたくなります。行っておけばよかったです。途上国では経済が発展すると街の景色が変わり、観光が発展し、物価が上がり・・・と当時は外国人目線で住んでいながらも寂しいような残念なような気がしていました。
ちなみに私もヤスと言います。今年もよろしくお願いします。

ハノイは良い所ですね、
東南アジアのどこかに住んでみるのが長年の夢だったのですが、退職後もあれころと束縛されることが多くて叶いそうもありません。もっとも、ただの旅行者の方が気楽で良いのかも知れませんが。

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