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2016年10月10日 (月)

「過労死白書」なるものが刊行されるようだ

 過労死が社会問題となってから久しい。「KAROSHI」は国際語となっている。

 その遺族などの働きかけで過労死等防止対策推進法が2014年に制定され、今回の厚労省による「過労死白書」につながったようだ。政府機関がそうした白書を作成するのは世界初らしい。本当に恥ずべきことだ。

 最近も若い前途ある人が過重労働により自死に追い込まれ、遺族が労災認定を受けたとのニュースをいくつか目にした。

 過労死は明らかに社会制度の欠陥に起因する人災だ。G7参加国でそんなことが問題となっているの日本だけ。防止対策を推進するまでもなく、明日にでも手を打てることがあるはずだ。

 まずなによりも時間外労働に対する割増率が日本の場合は低すぎる。使用者は時間外労働をさせても大したコストアップにならないので、労働時間を所定内に収めようとするインセンティブが働かない。あまつさえ割増賃金の不払いさえも横行しているのだが、取締する体制もゆるすぎる。そんな輩には実刑を食らわさなくては。

 割増賃金の世界との比較については内閣府の有識者会議専門チーム会議資料に掲載されている。資料リンクはこちら

 過労死白書へのリンクはこちら

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