マレーシアの交通事情とスマホアプリ
マレーシアはバスやタクシーの公共交通機関が日本と比べて安い。特に長距離バスは格安だ。
クアラルンプールのバスターミナルからマラッカのバスターミナルまで距離にして137Km、高速道路を利用して2時間ちょっとなのだが、横三列シートのデラックスバスで13.4リンギ(約350円)という安さ。30人乗車したとして10,500円なので、そんな料金で果たして燃料代がペイできるのか・・・? チケットはオンラインで買える。
タクシーも安いのだが、メーターを使って料金を請求するタクシーが少なくて、料金の交渉が面倒。私といえば、元来タクシーを利用するのはどこの国であろうと苦手なのでマレーシアでもほとんど利用しなかった。初対面の人と密室空間で話をしたり、沈黙をとおすというのはちょっと苦痛だ。
例外で利用したのはホテルからバスターミナルへ移動する時。ホテルをチェックアウトしベルボーイにタクシーを呼んでもらうように頼んだのだが、あいにくホテル前で待機している車がなかった。
するとベルボーイが自分のスマートフォンを取り出し何やら操作し始めた。操作していたのは“Uber”というアメリカ発祥のスマートフォンアプリ。登録してある一般車両をタクシーのように配車手配するサービスを展開している。手配履歴が残るのでドライバーとのトラブルも少なく東南アジアでは急速に伸びているらしい。
待つことしばしでホテルフロントに車が到着。ヒュンダイ製の中型セダンでバスターミナルまでのドライブは快適、ドライバーも感じの良い人だった。ノートラブルのうえ道程14Kmの料金が28リンギ(約730円)と格安だった。
いろんなスマートフォンアプリの登場で、どんどん旅のカタチ(というか生活のカタチ)が変化している。いよいよ私もスマートフォンが必要になってくるのかも。田舎にひっこんで農作業をしている分には特に必要はないのだけどね。
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