ローマ、トラステヴェレ界隈
シエナで娘夫婦と別れてローマに戻り、7泊したのがトラステヴェレ地区。
ローマ中心部から見るとテヴェレ川を挟んだ対岸で、かつては庶民の住宅地だったらしい。今でもオフィスビルや大型ホテルはなく、入り組んだ路地を歩けば昔の風情が想像できる。地区を東西に走るルンガレッタ通りにはレストランやカフェがずらっと軒を連ねていて、夕方からは連日大変な賑わいをみせる。
地区中心部にあるサンタマリア広場
泊ったアパートはルンガレッタ通りの入り口に位置していてどこへ行くにも便利なところだった。それでいて車が入って来れないのでとても静かだ。部屋は60㎡の広さで、昨年同時期に泊ったパリのマレ地区のアパートと比べると3倍ほど広いのだが、料金はこちらの方が1泊89€とかなり安い。
歩いて少しのところにある青空市場も楽しい。青空で常設の市場となるとローマでもこの地区にしか残っていないらしい。
トラステヴェレは石畳の路地が複雑に入り組んでいる。滞在終盤になってようやく地図を持たずに出歩けるようになった。
日本に帰ってからウディ・アレン監督の「ローマでアモーレ」を見直してみた。主人公の1人(ジェシー・アイゼンバーグ)はトラステヴェレにアパートを借りていることになっていて、街角の風景が随所に出てくる。
偶然なのだが、上の場面のロケ地である“Porta Settimiana”付近を撮影していた。
ウディ・アレンはヨーロッパの都市を舞台にご当地映画を何本か作っているのだが、これでそのうちのかなりを制覇したことになる。ロンドン、ヴェネチアはまだ当分先になりそうだけど。
アジアが舞台のご当地映画も撮影してもらいたいのだが、京都はどう?
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