映画昔話、自主上映会の頃
70年前後、DVDはもちろんビデオレコーダーも登場していなかった。往年の古典映画やマイナー作品を鑑賞するために、自分たちで16mmフィルムを借りてきて上映する自主映画会が盛んだった。私もポスター張りやチケット売りに関わったことがある。
記憶にあるのは"戦艦ポチョムキン"、ロッセリーニの“戦火のかなた”、ゴダールの“中国女”、ルイス・ブニュエルの"アンダルシアの犬”。日本映画で鮮明に覚えているのは原一男監督作品の“極私的エロス恋歌1974”。
それらの作品は配信サービスでもなかなか見つけられないのだが、U-NEXTが“極私的エロス恋歌1974”をラインアップしているのを見つけた。超が付くほどのマイナー作品を揃えているのには感心させられるのだが、この作品を見終えるには相当なエネルギーが必要だ。
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