英保守党の党首選が大詰めとなっているのだが
イギリス保守党の党首選が大詰めとなっていて、もうじき結果が出るとのことだが、ジョンソンの辞任表明が7月7日なので、まあ長丁場だ。最下位を切り捨てて候補者を絞り込む方法はローマ法王を選ぶコンクラーベと同じか。
そこまで手間暇かけるというのは日本人にとって常識の範囲外なのだが、コストを掛ける理由があるのだろうね。なにしろ王権と対峙して議会制度を作り上げ、守ってきた国なのだから。
それに比べると我が国の某政党の総裁選などはいい加減さの極みだ。やる度にルールが変わるうえにルールを変えさせた方が勝つことになっている。他の政党も似たり寄ったりだ。日本の政党は組織として筋が入っていないように思える。なにかふにゃふにゃして掴みどころがない。
旧聞になるが、2017年に民進党が小池新党へ合流しようとした時には驚いた。時の前原代表はどういう党内手続きを踏んだというのか。政党というよりも組織としての体をなしていない。
2018年に行われたドイツの社会民主党(SPD)とキリスト教民主同盟との大連立協議では、SPDは「連立するのか否か」を問うために全国党大会を開催し、その後に党員の1票投票を実施している。
両者には天と地ほどの開きがある。あれこれ論評するのも空しい。私たち自身が「その程度のもの」なのだ。
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