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2014年2月11日 (火)

金沢、乙女寿司

寿司屋はどうも苦手だ。日常では使わない符丁を使うし、季節によってどんな魚が良いのかもあまりよくわからない。

恥ずかしながら、高級店と言われるような寿司屋でカウンターに座って食べた経験がいままでなかった。高級店はそもそもメニューがない(らしい)ので、会計がいくらになるかわからないままに寛いで食べることなどとてもできそうにないのが一番の理由だ。

もっとも寿司屋に限らず、ヨーロッパへ行ってもミシュラン星付きの店などへは入ろうとは思わない。(星無しなら入りたくなる。)

高級店で気軽に行けるのは東南アジアの中華料理店で、それもランチぐらいだ。東南アジアの中華レストランは高級素材を使った料理さえオーダーしなければたとえ高級店といえども値段は手ごろだし、何より会計が明瞭で安心できる。(もっとも飲食業界の会計明細が不明瞭なのは日本だけだ。支払い後に明細レシートをくれるのはファミレスぐらいしかない。)

ところが、連れ合いとの話でそうしたメニューが置いてない高級寿司店へ一度ぐらいは行ってみようということになった。

最近はネット上でレストランの口コミ情報が見れるようになり、メニューが置いてない寿司屋でも何を注文すれば会計がいくらぐらいになるかわかるようになってきたのが気持ちを後押しした。

そこで、金沢で評判の良い”乙女寿司”へ行くことにした。夜は高いらしいのでランチだ。

一度前日に電話予約を試みたのだが、平日にもかかわらず満員とのことで失敗。
再挑戦して、一週間前に電話してみたところ1:30スタートで何とか予約できた。

玄関がこれ、ごく普通の店構え。
写真は借り物です。

Omssgt

店は小さくて、8人ぐらいの小さなカウンターと奥に小さな座敷があるだけ。

私達のような一見の観光客でもていねいに接客してもらえて、それも程よい加減だ。初めてでも寛ぐことができた。

ネット情報を参考につまみ一品と握りのおまかせを注文。飲物は石川の地酒を冷で計2合。

つまみに出してもらった生の白子(ポン酢)の美味しいこと、辛口の日本酒が合う。順次出される握りの方は小ぶりだが、それらもちろん美味しい。

ランチだからと思うが量は少なめ、追加の握りを二人で一貫ずつ頼んだが、それでもお腹七分目ぐらいだ。イタリア人だったら、「前菜は終わったようだけど、メインはいつ来るの?」だろうな。

会計は全部で13,200円だった。値段がわかるのはお酒だけで、それ以外はいくらだったのかはわからない。(会計時には電卓をたたいていた。)

お昼だったらこれからもたまには行けるかな。
写真は撮らなかったので、おいしそうなにぎり寿司の数々はGoogleでどうぞ。

追記

符丁というのは本来は店側が暗号として使うもので、客側が使うものではないらしい。なるほどね。

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