映画 "誰よりも狙われた男”
フィリップ C. ホフマンがドイツ政府情報機関の現場チーフを主演している。原作はイギリスのジョン・ル・カレ。ホフマンは昨年亡くなりこの映画が遺作となった。
ホフマン演ずる現場チーフは中東での情報戦に失敗してハンブルグで細々と諜報活動を指揮しているのだが、イスラム反体制組織の青年が同地に流れてきたとの情報を掴む。
青年への監視を続けた結果、その青年を利用して以前から目を付けていた大物を追おうとするのだが、その方針を巡りドイツ警察組織と対立することになる。そこにCIAが割り込んできて・・・・・・・・・。
話はフィクションなのだろうけど、いかにもリアルに話がすすんでいく。ホフマンの存在感がすごいね。ラストシーンも印象深くて、私にとっての今年度ベスト3はほぼ確定。
ドイツ俳優、ダニエル・ブリュールも出演しているのだが、映画ポスターにも載らない端役だとは意外だ。
エンドロールに流れる"Hoist That Rag"という歌が耳にとまった。Tom Waitsが歌っている。この人、映画で時々見かけていたのだが、歌手が本業だということは長い間知らなかった。
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