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2016年8月

2016年8月31日 (水)

ホイール・キャリーバッグを購入

 これまでサブに使っていた3wayバッグが古くなったこともあり、体力的に楽なホイール・バッグを購入することにした。ホイール付きだと行動するのが楽だ。

 先月出かけた北イタリアでもアウトドアショップに立ち寄ってどれが良いか探してみた。Osprey(オスプレー)のものが展示されていて中々に良い感じだった。去年新調したバッグパックもOspreyで、それが気に入っていることもあり、Ospreyのラインアップの中から「機内持ち込み可能なもので最大サイズのもの、かつ軽量」という条件で決めたのがOZONE(オゾン) 22。容量は46L、シンプルで軽量だし価格も手頃。

  さて購入先だが、円高もあって海外通販が安い。この機会にとスペイン本社の“Trekk INN”に発注した。

 発注はしたものの注文したブラックが在庫切れでいつまで経っても発送されないし、連絡も来ないというトラブルが発生。メールでやりとりして青色に変更したところようやく発送された。発送から10日目、注文から23日目に自宅に到着。

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  購入したホイール・バッグ、アメリカでは170$(税抜き)ぐらい、日本では25,000円(税抜き)で売られているので101.63€という価格は格安だ。 国際郵便の送料2,916円を含めて総費用は14,586円だった。

 海外通販の良いところは、発送元の付加価値税はもちろん日本の関税や消費税がかからないこと。(免税点があるらしい。経験上国際郵便を利用して課税されたことはない。) 

 当該バッグはオスプレイらしく細かなポケットが充実していて便利な造りになっている。動画でのレビューはこちら↓

2016年8月29日 (月)

BBCが「21世紀の偉大な映画100」を発表

 8月23日に英BBCが「21世紀の偉大な映画100」を発表した。21世紀になってから4半世紀も経っていないのでまだちょっと早い気がするけど、興味津々で眺めてみた。意外なのが37位のタイ映画“ブンミおじさんの森”、快挙だよね。

 100本のうち半分ぐらいは見ているようだが、途中で挫折して見終わっていないのも結構ある。加齢とともに難解な映画はダメになってきているのだが、辛抱してもう一度見直してみるかな。

 アジア映画ではタイ、台湾、韓国、中国勢が頑張っているね。それに比べて日本映画が“千と千尋の神隠し"だけというのはかなり寂しい。私も最近の日本映画はまるっきり見ていない。

 BBCのサイトはこちら

 同じく映像付きのTOP25(抜粋)はこちら 

100. Toni Erdmann (Maren Ade, 2016)
100. Requiem for a Dream (Darren Aronofsky, 2000) レクイエム・フォー・ドリーム
100. Carlos (Olivier Assayas, 2010) カルロス
99. The Gleaners and I (Agnès Varda, 2000) 落穂拾い
98. Ten (Abbas Kiarostami, 2002) 10話
97. White Material (Claire Denis, 2009) ホワイト・マテリアル
96. Finding Nemo (Andrew Stanton, 2003) ファインディング・ニモ
95. Moonrise Kingdom (Wes Anderson, 2012) ムーンライズ・キングダム
94. Let the Right One In (Tomas Alfredson, 2008) ぼくのエリ 200歳の少女
93. Ratatouille (Brad Bird, 2007) レミーのおいしいレストラン
92. The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford (Andrew Dominik, 2007) ジェシー・ジェームズの暗殺
91. The Secret in Their Eyes (Juan José Campanella, 2009) シークレット・アイズ
90. The Pianist (Roman Polanski, 2002) 戦場のピアニスト
89. The Headless Woman (Lucrecia Martel, 2008) 頭のない女
88. Spotlight (Tom McCarthy, 2015)
87. Amélie (Jean-Pierre Jeunet, 2001) アメリ
86. Far From Heaven (Todd Haynes, 2002) エデンより彼方に
85. A Prophet (Jacques Audiard, 2009) 預言者
84. Her (Spike Jonze, 2013) her/世界でひとつの彼女
83. A.I. Artificial Intelligence (Steven Spielberg, 2001) A.I.
82. A Serious Man (Joel and Ethan Coen, 2009) シリアスマン
81. Shame (Steve McQueen, 2011) SHAME -シェイム-
80. The Return (Andrey Zvyagintsev, 2003) 父、帰る
79. Almost Famous (Cameron Crowe, 2000) あの頃ペニー・レインと
78. The Wolf of Wall Street (Martin Scorsese, 2013) ウルフ・オブ・ウォールストリート
77. The Diving Bell and the Butterfly (Julian Schnabel, 2007) 潜水服は蝶の夢を見る
76. Dogville (Lars von Trier, 2003) ドッグヴィル
75. Inherent Vice (Paul Thomas Anderson, 2014) インヒアレント・ヴァイス
74. Spring Breakers (Harmony Korine, 2012) スプリング・ブレイカーズ
73. Before Sunset (Richard Linklater, 2004) ビフォア・サンセット
72. Only Lovers Left Alive (Jim Jarmusch, 2013) オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
71. Tabu (Miguel Gomes, 2012) 熱波
70. Stories We Tell (Sarah Polley, 2012) 物語る私たち
69. Carol (Todd Haynes, 2015) キャロル
68. The Royal Tenenbaums (Wes Anderson, 2001) ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
67. The Hurt Locker (Kathryn Bigelow, 2008) ハート・ロッカー
66. Spring, Summer, Fall, Winter…and Spring (Kim Ki-duk, 2003) 春夏秋冬そして春
65. Fish Tank (Andrea Arnold, 2009) フィッシュ・タンク
64. The Great Beauty (Paolo Sorrentino, 2013) グレート・ビューティー/追憶のローマ
63. The Turin Horse (Béla Tarr and Ágnes Hranitzky, 2011) ニーチェの馬
62. Inglourious Basterds (Quentin Tarantino, 2009) イングロリアス・バスターズ
61. Under the Skin (Jonathan Glazer, 2013) アンダー・ザ・スキン 種の捕食 
60. Syndromes and a Century (Apichatpong Weerasethakul, 2006) 世紀の光
59. A History of Violence (David Cronenberg, 2005) ヒストリー・オブ・バイオレンス
58. Moolaadé (Ousmane Sembène, 2004) 母たちの村
57. Zero Dark Thirty (Kathryn Bigelow, 2012) ゼロ・ダーク・サーティ
56. Werckmeister Harmonies (Béla Tarr, director; Ágnes Hranitzky, co-director, 2000) ヴェルクマイスター・ハーモニー
55. Ida (Paweł Pawlikowski, 2013) イーダ
54. Once Upon a Time in Anatolia (Nuri Bilge Ceylan, 2011) 昔々、アナトリアで
53. Moulin Rouge! (Baz Luhrmann, 2001) ムーラン・ルージュ
52. Tropical Malady (Apichatpong Weerasethakul, 2004) トロピカル・マラディ
51. Inception (Christopher Nolan, 2010) インセプション
50. The Assassin (Hou Hsiao-hsien, 2015) 黒衣の刺客
49. Goodbye to Language (Jean-Luc Godard, 2014) さらば、愛の言葉よ
48. Brooklyn (John Crowley, 2015) ブルックリン
47. Leviathan (Andrey Zvyagintsev, 2014)  リヴァイアサン
46. Certified Copy (Abbas Kiarostami, 2010)  トスカーナの贋作
45. Blue Is the Warmest Color (Abdellatif Kechiche, 2013) アデル、ブルーは熱い色
44. 12 Years a Slave (Steve McQueen, 2013) それでも夜は明ける
43. Melancholia (Lars von Trier, 2011) メランコリア
42. Amour (Michael Haneke, 2012) 愛、アムール
41. Inside Out (Pete Docter, 2015) インサイド・ヘッド
40. Brokeback Mountain (Ang Lee, 2005) ブロークバック・マウンテン
39. The New World (Terrence Malick, 2005) ニュー・ワールド
38. City of God (Fernando Meirelles and Kátia Lund, 2002) シティ・オブ・ゴッド
37. Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives (Apichatpong Weerasethakul, 2010) ブンミおじさんの森
36. Timbuktu (Abderrahmane Sissako, 2014) 禁じられた歌声
35. Crouching Tiger, Hidden Dragon (Ang Lee, 2000) グリーン・デスティニー
34. Son of Saul (László Nemes, 2015) サウルの息子
33. The Dark Knight (Christopher Nolan, 2008) ダークナイト
32. The Lives of Others (Florian Henckel von Donnersmarck, 2006) 善き人のためのソナタ
31. Margaret (Kenneth Lonergan, 2011) マーガレット
30. Oldboy (Park Chan-wook, 2003) オールド・ボーイ
29. WALL-E (Andrew Stanton, 2008) ウォーリー
28. Talk to Her (Pedro Almodóvar, 2002) トーク・トゥ・ハー
27. The Social Network (David Fincher, 2010) ソーシャル・ネットワーク
26. 25th Hour (Spike Lee, 2002) 25時
25. ​Memento (Christopher Nolan, 2000) メメント
24. The Master (Paul Thomas Anderson, 2012) ザ・マスター
23. Caché (Michael Haneke, 2005) 隠された記憶
22. Lost in Translation (Sofia Coppola, 2003) ロスト・イン・トランスレーション
21. The Grand Budapest Hotel (Wes Anderson, 2014) グランド・ブダペスト・ホテル
20. Synecdoche, New York (Charlie Kaufman, 2008) 脳内ニューヨーク
19. Mad Max: Fury Road (George Miller, 2015) マッドマックス 怒りのデス・ロード
18. The White Ribbon (Michael Haneke, 2009) 白いリボン
17. Pan's Labyrinth (Guillermo Del Toro, 2006) パンズ・ラビリンス
16. Holy Motors (Leos Carax, 2012) ホーリー・モーターズ
15. 4 Months, 3 Weeks and 2 Days (Cristian Mungiu, 2007) 4ヶ月、3週と2日
14. The Act of Killing (Joshua Oppenheimer, 2012) アクト・オブ・キリング
13. Children of Men (Alfonso Cuarón, 2006) トゥモロー・ワールド
12. Zodiac (David Fincher, 2007) ゾディアック
11. Inside Llewyn Davis (Joel and Ethan Coen, 2013) インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
10. No Country for Old Men (Joel and Ethan Coen, 2007) ノーカントリー
9. A Separation (Asghar Farhadi, 2011) 別離
8. Yi Yi: A One and a Two (Edward Yang, 2000) ヤンヤン 夏の想い出
7. The Tree of Life (Terrence Malick, 2011) ツリー・オブ・ライフ
6. Eternal Sunshine of the Spotless Mind (Michel Gondry, 2004) エターナル・サンシャイン
5. Boyhood (Richard Linklater, 2014) 6才のボクが、大人になるまで。
4. Spirited Away (Hayao Miyazaki, 2001) 千と千尋の神隠し
3. There Will Be Blood (Paul Thomas Anderson, 2007) ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
2. In the Mood for Love (Wong Kar-wai, 2000) 花様年華
1. Mulholland Drive (David Lynch, 2001) マルホランド・ドライブ

 

 第1位に選ばれた“マルホランド・ドライブ”、見てはいるのだがすでにストーリーは忘れてしまっている。予告編を見ても・・・・・、思い出せないな。

2016年8月23日 (火)

Innsbruck(インスブルック)でクラシック路面電車に乗った

 ミュンヘンへの途中に立ち寄ったインスブルック。観光パンフレットに載っているチロル鉄道博物館へ出かけてみた。かつての駅舎を利用した博物館はこじんまりとしているのだが、チロル地方で営業していたローカル鉄道の資料や機材が展示されていて鉄道マニアでなくても充分楽しめるものだった。

 見学を終わって博物館建物を出てみたところ、旧式の路面電車が停車してて、ちょうど何人かが乗り込もうとしているところだった。「もしかして、乗車できるのでは」と車掌さんに尋ねてみると「博物館を出発して、ここに戻ってくる。チケットは4€。」とのこと。迷わず乗車した。

 車両には違った型式の路面電車が3両連結されていて、乗客は私を含めてたったの7名。直ぐに市街地に向けて出発した。

 私は特に鉄道ファンではないのだが、クラシック車両に実際に乗車できるのは特別感があって楽しい。道行く観光客にも大注目されて、写真に撮られまくった。何か急にVIPになった気分。

 車両は市内中心部を3周し50分程でもとの博物館に戻ってきた。4€でこんなに楽しめるのに、この電車のことはあまり知られていないようだ。鉄道マニアでなくてもインスブルックへ行ったとしたらぜひどうぞ。(7月25日)

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 運転室にも入れるPdvd_001

 ドイツ語なのでよくはわからないのだが、電車の運行スケジュールは(たぶん)こちら

2016年8月22日 (月)

Verona(ヴェローナ)で晩ご飯

 旅先でのレストラン探しは口コミサイトをまずは見てみるのだけど、評価はあまり当てにならないこともある。その点ミシュランの評価は安心感があるのだが、星付きの店は私には高すぎて手が出ない。北イタリアで星付きだと、お昼の定食ランチでも70€以上、夜だと安くても100€以上だ。予算もそうだけど、そうした高級店では客として振る舞う自信もない。

 それがビブグルマン評価の店だと予算は星付きの店の半分以下になるので、ちょっと奮発した食事としては許容範囲。店自体の雰囲気もぐっとカジュアルになる。

 ドイツ在住の娘夫婦達とはヴェローナで落ち合って計4泊を過ごしたのだが、最後の晩に4人揃って出かけたのが“locanda 4 cuochi”。ヴェローナ旧市街に二つあるビブグルマン評価を受けている店のひとつだ。

 電話での予約はハードルが高いので、ひと月ほど前にメールでリクエストを出してみた。直ぐにOKとの返事が来て、「お待ちしてます」とのこと。

 さて、予約当日。ちゃんと予約が通っているのか半信半疑のままに出かけてみたのだが、素晴らしいかな!!、リクエストどおりに希少なテラス席が確保されていた。

 まずは4人でプロセッコをグラスで頼み、飲みながらゆっくりとメニューの品定め。品数は少ないのだが高くても一皿15€とお値段は手頃。お薦めのワインも日本と比べるとぐっと安い。

 アラカルトで各自2皿、赤ワイン1本、水1本を頼みヴェローナ最後の晩を堪能した。

 ガスパッチョVerona54

  モッツァレッラチーズの前菜Verona56

 ズッキーニのなんとかVerona55

 子豚のローストVerona57

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 料理一皿のポーションはそれほどでもないのだが、メインを終わってお腹が一杯に。結局この日もデザートまではたどり着けなかった。お代はしめて146€だった。(7月14日)

 このレストラン、店内にはかなりの席数があるのだけど予約なしで訪れる人達は皆さん断られていた。平日でも予約は必須だ。

 お店のウェブサイトはこちら

2016年8月21日 (日)

北イタリア、カフェ事情

 ヨーロッパでうらやましいと思うものにオープンカフェがある。広場や、街角に様々なカフェがあって、気に入ったカフェのテーブルに座って、行き交う人々をウォッチングしながらビールなどを飲むのは最高に楽しい。

 北イタリアでは特にそうしたカフェが充実しているように思う。特に賑わうのは夕方だ。ローカルの人もツーリストもカフェに繰り出して食前のお酒を楽しみながら談笑する。イタリア人は人生を楽しむ術を知っていると言われるが、その通りだと実感する。

 ミラノ、ガレリア内にあるカフェレストラン“SAVINI”にて。ビールにしては高いなと思いつつ頼んだところ美味しいおつまみが付いてきた、二人で27€。一等地にあるだけあってさすがに結構なお値段、お向かいはPRADA。(7月9日)

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2016年8月17日 (水)

Verona(ヴェローナ) 早朝散歩

 Veronaはミラノとヴェネチアの中ほどに位置し、オーストリア方面への街道も交差する交通の要衝として栄えた町だ。

 旧市街が世界文化遺産に指定されていて、ミシュラングリーンガイドでも☆☆☆の評価を受けている。それだけにメインの観光スポットを結んでいるマッツィーニ通りの人出は半端でなく多い。

 だが、そうしたメインの通りを少し外せば静かな路地が広がっていて、そうした路地をあてもなく散歩するのがとても楽しい。

 特に人気の少ない早朝には観光客であふれる昼間とは違った表情を見せてくれる。(7月12日)

 エルベ広場Dscn9682

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 アレーナDscn9703

 映画館Dscn9704

 ボルサーリ 門Dscn9705

2016年8月11日 (木)

旅とスマートフォン

 あたりまえのことなのだろうが、世間ではスマートフォンの使い道が広がっているようだ。

 先月の北イタリアへの旅でも、長距離バスの乗客管理に使われていた。ネットで購入して印刷したチケットを持参すると、バスのドライバーがQRコードをスマートフォンで読み取ってチェックイン作業をしてくれる。乗客名簿はなくて、ペーパーレスだ。

 宿泊したあるペンションのオーナーは顧客管理をスマートフォンで行っていた。宿代はクレジットカードで支払ったのだが、決済処理もそのスマートフォン経由だ。客の注文をスマートフォンで受けているカフェもあった。専用端末やPCで行っていたことをスマートフォンで処理するようになってきている。

 旅行者としてもどこにいても情報が得られるスマートフォンは便利なのだが、頼りすぎるのも如何なものだろうか。例えばスマートフォンのナビ機能に頼ってしまうと街を探検するという面白さを大部分捨ててしまうことになる。地図を読んで通りの名前を見つけ、場合によっては通りがかりの人に道を尋ねるという作業がその街の印象を深めてくれるし、時間はかかってもウロウロと余計な廻り道をすることで偶然になにかを発見できることもよくあることだ。

 私はといえば、スマートフォンはおろか携帯電話も所有したことがないのだが、今回の旅でも特に不自由とは感じなかった。小型のタブレットは持っていったので宿泊先で情報は収集できたし、待ち合わせする娘夫婦との連絡もそれで済ませた。

 話は変わって、主人公達がすれ違いを繰り返して観客をやきもきさせる恋愛映画があるが、例えばトム・ハンクス、メグ・ライアン共演の“めぐり逢えたら“(Sleepless in Seattle)がそうだけど、スマートフォンを普段に使うことが当たり前のことである今となっては「信じられないような昔話」ということになってしまうのだろうな。

追記)

 トム・ハンクスとメグ・ライアンのコンビは“めぐり逢えたら“から5年後の'98年に“ユー・ガット・メール“に出演している。その間に社会は「インターネットがあたりまえのもの」へと変化してしまったわけで、その落差にはすごいものがある。

2016年8月 6日 (土)

Innsbruck再訪

 ドロミテトレッキングを終えてミュンヘンへ向かう道中に、Innsbruckでバスを途中下車した。Innsbruckはこれで2度目、3年ぶりだ。

 前回と同じくちょうどNew Orleans Festivalが開催されていて、しかもそのメインイベントに出会えた。またしてもラッキーだった。

 メインイベントで主役を張るのはLarry Garnerというミュージシャン。なかなかに渋い演奏を聴かせてくれた。

New Orleans Festival2016公式ビデオ

 インスブルックの旧市街は観光客が多すぎてちょっと落ち着かないのだが、音楽イベントは素晴らしい。(7月22~24日)

2016年8月 3日 (水)

南チロルの中心地 Bolzano(ドイツ名Bozen )

 ドロミテ・トレッキングの起点としたBolzanoの町はミシュラン・グリーンガイドで☆の評価を受けている。

 素通りしてしまうのはもったいないのでトレッキングからの帰りに3泊した。古い商店街やフレスコ画で壁を飾られた建物が残っていて、昔の風情を保っている。その割には観光客が少なくて落ち着いて滞在することができるとても良い町だ。 (7月19~22日)

 中心となるウォルター広場、カフェでのんびりすると最高 

  街中で会ったサイクリングツアー中の親子連れ、こういう旅も良いね。Dscn0114_113

 中心部から少し歩くだけでブドウ畑が広がる景色に出会うDscn0089_111

 郊外にも見所が一杯で、レノン高原鉄道が楽しいDscn0132_115_2

 高原鉄道周辺は高級保養地だ。Dscn0124_114

 周囲にはいくつもハイキングコースがあり、長期滞在するのも悪くない。

 あ、そうそう。ボルザーノで忘れてならないのは氷河に埋もれていた古代人“アイスマン”だ。博物館は順番待ちの人気。Copperageman

 DNA調査では血縁者も見つかっているらしい。

2016年8月 2日 (火)

ドロミテ・トレッキング 第3日目(7月18日)

 早朝の風景Dscn0045_101

  今日歩いていくルート#541を目視で確認すると、結構険しい峠を越えていくことになる。筋肉痛も発生していて、予定を変更して樹林帯を進んで下山することにした。なんという軟弱さ!Dscn0048_102

  ビュッフェの朝食後にチェックアウト。この小屋にはロッククライマーが結構泊っていて、装備の支度を行っていた。

 宿代はしめて51€だった。明細は上から順に赤ワイン(DOC)500ml 6.5€、夕食のスパゲッティー 8€、水1L 2.5€、部屋代シングル 25€、朝食 9€。_100_2

  日本の山小屋にシングルルームはないと思うが、二人部屋でも一人当たり15,000円は下らないだろう。ドロミテは山小屋天国だ。

 広い車道#256を下っていく。Dscn0053_103

  山小屋が何軒か集まっている分岐点Coulerへ出る。体力に自信がなければここら辺に数泊して周辺へのハイキングを楽しむのも良さそうだ。自家用車は上がってこれないが、ミニバスの便があるようだった。Dscn0055_104

  ルート#540へと折れ、樹林帯のハイキングコースを進む。Dscn0061_105

  ヨセミテのハーフドームそっくりの岩山が見えてくる。Dscn0064_106

  出発から2時間ほどでロープウェイ駅に到着。なんだかちょっと物足りない、予定通りに進むべきだったかなと後悔。とりあえず山小屋のカフェでビール。Dscn0066_107

  小屋裏手方面の展望Dscn0067_108

  ロープウェイに乗車して、あっという間に麓のVigo di Fassa村に到着。

  インフォメーションに紹介してもらって、宿にチェックイン。Dscn0071_110

 村のレストランでパスタのランチDscn0074_109 

 Vigo di Fassa村(1,413m)は特にこれといった名所があるわけではない田舎なのだが、夏の時期は避暑やハイキングの拠点としてにぎわっているようだった。

 今回のトレッキング中には日本人には一人も出会わなかったのだが、翌朝ボルザーノへ向かうバス停で単身旅行中の日本人女性にばったり遭遇。その方はヨーロッパアルプスへの旅行歴も豊富で色々と情報を教えていただいた。ホームページはこちら

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