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2017年12月 3日 (日)

アンナプルナ内院トレッキング第5日目(11月11日) デウラリからマチャブチャレ・ベースキャンプへ

 前の晩は満員のドミトリーに押し込められたのであまり眠れなかった。ヌードルスープの朝食を済ませ7:00頃に出発。宿代は1,830ルピーで前日のバンブーとさほど違わないのだが節約の結果だ。Shanglila_2

 外気温は0℃、地表には霜が降りている。谷は一段と広くなり周囲はU字渓谷の様相となる。いよいよアンナプルナ内院の核心部分に入ってきたのだと実感。

 途中で左岸に渡り上流へと進む。山側は急斜面で、この付近では雪崩による死亡事故も起きているらしい。雪の状況によってはトレイルが閉鎖されてしまうこともあるとのことだ。Dscn0857_061

 右岸に戻り、セルフポートレート。Dscn0860_062

 8:00過ぎ、歩いてきたルートを振り返る。谷に陽がさしてきた。Dscn0863_063

 マチャプチャレ・ベースキャンプが見えてくる。Dscn0866_064

 10:00過ぎ、Shankar Guest Houseに到着(標高3,700m)。アンナプルナ・ベースキャンプまで登っていく時間は充分あるのだが、そうすると一日で一気に1,000mの高度を稼ぐことになり高度障害が心配だ。高度に順応するために無理をせず停滞することにする。昨夜の宿から予約の電話を入れてもらっていたのでチェックインはスムーズだったのだが、やはり1人客では個室はもらえない。ドミトリーは一番乗りなので、一番良いベッドを確保できた。Dscn0870_065

  風もなく日差しも柔らかい。そうなるとビールだ。アンナプルナを眺めながらのビールは最高。真中の大きな山がアンナプルナサウス(7,219m)。Dscn0876_067

  一休みした後は、高度順応のためにサイド・モレーンに登ってみた。氷河の爪痕が生々しい。Dscn0890_068

 宿に戻ってみると、北京語を話す大きなグループが入っていた。彼らは日本人と違って現役世代がほとんど。カトマンズ・ポカラ間の移動に飛行機を利用し、効率よく手配したとしてもアンナプルナ・ベースキャンプへのトレッキングには12日ぐらいはかかりそうだ。それなのに、働き盛りの身でよく休みが取れるものだと感心する。 

 マチャプチャレの夕景色はさすがの大迫力。Dscn0919_070

 その夜のドミトリーの客は結局二人だけだった。

 第6日目に続く

 ※1ルピー≒1.1円

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