アンナプルナ内院トレッキング第6日目(11月12日) アンナプルナ・ベースキャンプへ往復し下山開始
アンナプルナ・ベースキャンプへと進んで1泊するか、午前中に日帰りしてマチャプチャレ・ベースキャンプにもう1泊するか決めかねていた。するとまだ暗いうちに同室のトレッカーが起きだして身支度をし始めた。アンナプルナ・ベースキャンプへ往復するとのこと。
日本ではあたりまえのことなのに、その手があるのをすっかり忘れていた。暗いうちに出発して朝食までに戻ってくれば朝焼けのパノラマも見られるし、その日のうちにかなり下の方まで降りることができる。さっそく私も支度を整えて後を追うことにした。
外は真っ暗。宿のスタッフは朝の準備に取り掛かっているが客室の明かりどこも点いていない。アンナプルナ・ベースキャンプへ向けて歩き始める。トレールは昨日確認済みなので、ヘッドランプの灯りだけでも迷うことはない。
空気が薄いので喘ぎながら登っていく。外気温はマイナス2℃ぐらいなのだが風がないのでそれほどの寒さは感じない。
1時間近く登った頃だろうか、周囲は明るくなりヘッドランプも要らなくなった。遠くにベースキャンプの建物も見えてくる。
サイド・モレーンの上から眺めるアンナプルナⅠ(8,091m)は堂々としている。
マチャプチャレ・ベースキャンプの宿への戻り、朝食後に勘定を済ませた。しめて2,260ルピーだった。ビールはさすがに高いのだが、ベッド代はデウラリの宿よりも安い。
15:30頃ようやくにbamboo着、その日の歩行時間は9時間超で長い一日となった。ちなみに標準タイムは7.5時間。上りの時と同じBuddha Guest Houseに荷を降ろす。その晩は混んでいて広東省の深圳市に住んでいる英国人と相部屋となった。
第7日目に続く
※1ルピー≒1.1円
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