ブルーレイ映画“山猫”を購入
ルキノ・ビスコンティ監督の“山猫”は言わずと知れた傑作映画で、私の生涯ベストテンにも入っている。近年、オリジナルフィルムから修復された4Kデジタルマスターが出来ていて、その仕上がりが非常に高く評価されている。もう久しく観ていないし、日本の劇場公開時には台詞が英語だったこともあって、修復されたものをブルーレイディスクで視聴したいと思っていた。
だが、この映画はDVD版でさえもレンタルには出されていなく、パッケージソフトを買わないことには観ることができない。しかもその値段が5,000円近くもするので、買うべきかどうか以前から迷っていた。今回、秋にシチリアへ旅行することにしたこともあり、ついにクリックしてしまった。お代は送料込みで4,635円。
物語は、イタリア統一戦争を経て変わり行く時代の中、没落しようとしているシチリア島の貴族の姿を描いている。映画のタイトルとなっている“山猫”はその紋章を指す。
ノイズは勿論なく、濃厚な色彩がニュープリントのように蘇っていて、絢爛たる絵巻物のような映像がもうすばらしい。人類の文化遺産と言うべきようなものだ。映画好きなら買うしかない。
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