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2018年4月

2018年4月 4日 (水)

シエナ行きのバスを手配

 6月のイタリア旅行ではローマに着いた翌日にトスカーナのシエナに移動して娘夫婦と落ち合って数日過ごし、その後ローマに戻ってのんびりとローマでの休日を楽しむことにしている。

 ローマからシエナへの移動手段を調べたところ、鉄道の便が悪く、バスを利用する方が効率的だとわかった。ドイツ拠点のFliXBUSがローマからのバスの便を出している。FliXBUSは2年前にも北イタリアからミュンヘンまでを利用したことがあるのだが、その後もますます路線網を充実させているようだ。路線図はこちら。ホームページによると2017年の年間利用者数は4千万人とのことで、今年からはドイツ国内で鉄道事業まで始めたらしい。2015年設立の新しい会社なのになんだか凄いことになっている。

 ちなみに同じくドイツ拠点のルフトハンザ航空の2017年の年間利用者は1億人突破らしい。利用者数ではルフトハンザより少なくてもバスの方が仕事が細かくて管理業務が膨大だろうと思える。なにしろバス停の数は空港よりはるかに多い。もうまったく想像できないスケールなのだが、IT技術あってのことだろうね。バス業界での“アマゾン”か?

 さて、シエナ行きのチケットの手配はホームページ上でスムーズに完了できた。料金は片道9.9€(約1,300円)だった。ローマからシエナまでの距離は230Km。日本の場合はといえば福井から名古屋までの高速バス料金は片道3,000円で、距離は160kmだ。物価水準が同じような日本と比較するとFliXBUSバスの料金は相当に安い。

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2018年4月 1日 (日)

ブラジル映画“トロフィーの行方”

 Netflixは意外なことに非欧米圏で製作された映画が充実している。インド、トルコ、南米映画が結構な本数ラインアップされているし、日本人には馴染みのないナイジェリア映画さえある。ナイジェリアでは年間2,000本以上の映画が製作されていて、ナイジェリアの“N”をとって「Nollywood(ノリウッド)」と呼ばれているそうだ。

 そのNollywood映画ではないのだが、何気なく観たのがブラジル映画“トロフィーの行方” (原題“O ROUBO DA TAÇA”)。これが掘り出し物だった。

 借金で首が廻らなくなった保険セールスマンがブラジルサッカー連盟に保管されているワールドカップのトロフィーを盗み出すというお話。実話に基づいているらしいが、盗む方、盗まれる方、捜査する方、誰もがかなりな間抜けに見える犯罪コメディーになっている。

 映画は前置きなしに窃盗シーンから始まっていく。そこに登場する俳優達のとぼけたキャラクターが話にピタリとはまり、出だしから映画に引き込まれていくことになる。その後もテンポ良く進んで、最後のオチも小気味良い。こういう犯罪コメディは好みだ、ガイ・リッチーやコーエン兄弟の作品にも引けをとらない面白さだ。

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