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2018年3月

2018年3月30日 (金)

バイ貝の煮付け

 このところ連れ合いの残業が続き、夕食を自炊している。スーパーの店頭で目に留まったのがバイ貝、北陸ではポピュラーな食材だ。歯ごたえのある身も美味しいのだが、ねっとりとした食感の肝が何と言っても最高。

 このレシピを参考にして煮付けにしてみた。特に難しいことはない。さっと煮るだけ。チリの赤ワインをやりながら、美味しく頂けた。

 バイ貝で思い出すのは福井駅の旧駅舎を出てすぐ左手にあったおでんの“やまもとや”。昼間から営業していて、各種おでんを肴に一杯呑むことが出来た。本当かどうかは知らないが“桃井かおり”が来店したことがあると聞いた。

 福井駅前は今ではすっかり様変わりして小奇麗になってしまったのだが、時々かつての風景をなつかしく思い出す。“やまもとや”を始め、無くなってしまった店も多い。

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2018年3月26日 (月)

写真データのバックアップ

 写真データは失ってしまうと同じものを撮り直すことができないので、大事なものはクラウドに保存することにしているのだが、ふだん使っているフリーのクラウドサービスの保存容量が一杯になって久しく、最近の写真データは放置状態となっている。

 私の場合すべてのデータは2台のハードディスクでミラーリングしているNASに格納していているし、そのデータを定期的に外付けのハードディスクにバックアップしているので、データが消失してしまうリスクは少ないとは思っているのだが、落雷や火災によってすべて消えてしまう可能性はゼロではない。

 世の中を見渡せば個人でいろんなデジタルデータを作成して加工し、それを基に商売している人がいる。典型的なのはIT系のライター達。彼らにとってデータのバックアップは生命線のようだ。

 そのIT系ライターで福井出身の西田 宗千佳氏のバックアップ術に関する記事が目に留まった。その記事はこちら

 難しくて半分も理解できないのだけど、記事によればアマゾンプレミアム会員のクラウドサービスでは写真データの保存が無制限にできるとのこと。しかも特定のローカルフォルダーとクラウド゙上のフォルダーを同期させることもできるらしい。同じようなグーグルのクラウドサービスでは容量は無制限なのだが、保存される写真の解像度が低くなってしまってオリジナルサイズのままでは保存できないのでこの差は大きい。

 これは良い事を聞いたと、早速に写真をアマゾンにアップロードしてみた。操作感はグーグルのクラウドサービスとほぼ同じで、特に迷うことなく簡単にアップロードすることができた。

 だがしかし、冷静になって考えてみると、写真データをクラウドに保存したからといってもそのデータに思い入れのある者は自分以外にはいないので、自分の死後にはそのデータは誰も必要としない。自分にとってもただ単に惰性で保存しているだけであって、もう忘れかけている写真データも結構に多い。

 つい最近のことだけど、私の母親が亡くなった。彼女は晩年になって水彩画や絵手紙の趣味を持つようになり、何点かの作品が遺された。それらを眺めてみると当たり前のことなのだが、手で触ってみることができる物というのはデジタルデータとは全然違ったリアルさを持っていて、紙の質感や絵の具の滲みを観察するとその作品が作られた時の状況を想像したくなってくる。

 私の写真も何点かセレクトしてそのうちにフォトブックにでもしてみようかなと思う。ディスプレーの上で見るのとは違って、少しはましに見えるかもしれない。

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2018年3月14日 (水)

King Krule "Rock Bottom”

“Rex Orange County”繋がりから出てきた曲、パンク系の曲ってあまり馴染めないのだが、これは訛りが可愛いね。

2018年3月 8日 (木)

シチリア、旅の計画

 昔から南ヨーロッパのどこかの海辺の町に家を借りてしばらく住んでみることができたらなと思っていた。1960年の映画“太陽がいっぱい”ではモーリス・ロネ演じるお金持ちのフィリップは仕事もせずに、南イタリアの漁村で一軒家を借りてヨット遊びを続けていた。作家の檀一雄はポルトガルの漁村でしばらく暮らしている。

 若い時にはただの夢想だったのだが、時間の余裕もでき、田舎町のアパートもネットで手配できるような時代になってきて、そうした旅の条件は整ってきた。

 秋に旅行する予定のシチリアには良さそうな海辺の町があちこちにある。詳しく調べていくとどの町も魅力的だ。検討はしてみたのだが、ひとつの町に絞りこんで滞在するというのは限られた日程のなかではできそうもなく、今回はあきらめた。

 17日間の旅程の中で滞在先に選んだのが、シラクサとタオルミーナという町。長くてもシラクサに4泊しかできないので、暮らすというにはほど遠いのだが、まあ仕方ない。安いエアーチケットの上限である30日間をフルに使えば良いのだが、世間のしがらみからは完全には抜けられない身なので、何事にも妥協が必要だ。

 シラクサの街並み、映画“マレーナ”が撮影されている。Sicilia

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