« 2018年6月 | メイン | 2018年8月 »

2018年7月

2018年7月28日 (土)

NASのハードディスクを交換

 小型のNASを自宅に導入して5年経過した。NASとはネットワーク に接続して使用するファイルサーバー専用機のことだが、家中のファイルを一括管理できるので非常に便利だ。内部にはハードディスクを2台インストールし、ミラーリングでデータを堅牢化させている。

 久しぶりにそのハードディスクをチェックしてみたところ、うち1台の"Raw Read Error Rate"が18万オーバーとの異常値を示している。稼働時間が2.5万時間になってきているので、そろそろ寿命が近づいているようだ。Nashd2_2

 仕方ないので、さっさと代替のハードディスクを発注した。物はウェスタンデジタルのブルーシリーズの2TBで、お値段6,100円也。

 NASに組み込む前に念のため初期不良がないかテストしてみた。デスクトップPCにハードディスクを接続し、ウェスタンデジタル純正のツールで"Extended Test"を実行。4時間半もかかったのだが、結果は"Completed successfully"。22

 もうひとつする事がある。ウェスタンデジタルがハードディスクに仕込んでいる余計な機能を無効にすることだ。消費電力を抑えるための"IntelliPark"という機能なのだが、有効なままでNASに組み込むと磁気ヘッドが頻繁にディスクから退避する現象を起こし、製品寿命を縮めることになってしまう。

 製造元のウェスタンデジタルは無効化するツールの配布を中止してしまったため、個人が無償で公開している"WDIDLE3 for Windows"をダウンロードして実行した。無事に無効化成功。32

 交換して、NASから取り出した問題のハードディスク。ツールでQuick Testを行ってみたのだが、やはりというか開始後45秒でリードエラーが出てアウトとなってしまった。42

 消失のリスクを減らしてデータを管理していこうとすると、コストも手間もそれなりにかかってしまう。

2018年7月16日 (月)

"Harvey Keitel"の広告写真

ローマのフィウミチーノ空港で目に留まったのが、この写真Keitel  あのハーヴェイ・カイテルがアパレル・メーカーのキャンペーンに出ている。

 知る人ぞ知る俳優だけど、日本ではちょっと地味な存在だ。これまで悪人役も善人役も演じているがトム・ハンクスのような100%善人の役は絶対に廻ってこない。

 気になるので、そのアパレル・メーカー"Brioni"の日本語サイトをチェックしてみたら、何とスーツが50万円オーバー、ドレスシャツすら5万円オーバー。スーツ4着にシャツ10枚を揃えたら250万円だ。

 オーダーなら想像可能な範囲なのだが、既製服でその値段とはまったく想像さえできない。世の中には違う世界があるのだね。ちなみに日本国内の店舗は8店で世界最多。階級社会日本?

 そんなことはおいといて、御年79歳だというのになんともカッコいいよね。

2018年7月14日 (土)

"iPhone SE" 対 "Nikon Coolpix P7000"

 NikonのP7000は2010年に発売されていて、その当時はNikonのコンパクトデジタルカメラのラインナップでは最上位機種だった。旧いモデルだが気に入っていて6年以上愛用している。

 しかし、最近はスマートフォン内蔵のカメラも進化しているらしい。連れ合いがiPhone SEをもっているので比較してみた。

 P7000外観、シャツポケットにはとても入らない。

Np7000

 たまたま旅先で同じ風景を撮影しているので、その風景を一部切り出して等倍で比較してみた。レンズのF値、焦点距離(35mm換算)、センサー画素数のスペックはiPhoneがわずかに上回っているのだが、ほぼ同程度。ただし、Nikonは光学7.1倍ズーム機能がある。 

 Nikon P7000Dscn1248_214

 iPhone SEImg_0475_215

 iPhoneの方がくっきりしているのだが、ちょっと不自然な印象を受ける。

 

 画像のエッジを検出してみると

 Nikon P7000Dscn1248_2142  

 iPhone SEImg_0475_2152

 やはりiPhoneは輪郭を強調させているようだ。コントラストも自然な感じを受けるのはNikon。 

 イメージセンサーはNikonが1/1.7インチに対してiPhoneは1/2.9インチなので面積比ではNikonが倍大きい。明るいシーンでは差がつかなくても、暗いシーンではNikonが有利だろうと思われる。老兵とはいえ専用機なのでスマホごときに簡単に負けてもらっては困る。

 ただ、Nikonだと余分に360gのボディーを持ち歩かなくてはならないので旅行のスナップ程度ではiPhoneで事足りるのだろうね。

2018年7月13日 (金)

ローマ、トラステヴェレ界隈、食べもの事情

 トラステヴェレ地区を東西に走るルンガレッタ通りには、ずらっとレストランが連なっていて、どこも結構に繁盛している。そのうちの何軒かで食事してみたのだが、どこも味はいまいちだ。どうやら、朝から深夜まで休みなしに営業しているところは繁盛はしていても観光客を目当てにやっていて、肝心の料理が二の次になってしまっているようだ。

 そこでレストラン探しの方針を転換して、地区の中心から外れていて、ランチとディナーの間には店を閉めるところをあたることにした。やはりそうしたところではちゃんとした料理にありつける。 

・・・・・・・・・・・・ 

 Ristorante le Mani in Pasta 

 お昼の開店と同時に入ったところ何とか席を確保できた。後から来た客は断られていたので予約した方がベター。魚介が充実している店だ。

 魚介類の前菜盛り合わせ16€。二人で適量Img_0546_208

  魚介のグリル18€、手長海老がねっとりとして美味しい。Img_0548_209

 子羊のグリル15€Img_0549_210

 ハーフボトルのワインとデザートももらってお代はしめて78€だった。多少高いけどサービスはていねいで、満足度は高い。

・・・・・・・・・・・・・・・

 Trattoria Da Enzo

 1時頃に着いたのだが、すでに満員で長い行列ができていた。その日はあきらめて翌日に再挑戦。12時30分の開店にあわせて20分前に到着したところ、列の5番目ぐらいにつけることができた。その後も列はどんどん増えていって開店と同時に満席。1人客は相席となる。ランチの予約は受けつけていないので並ぶしかない。

 トリッパ(牛の胃煮込み)10€、柔らかくておいしい。意外とあっさりしている。Dscn1355_199

 子羊のグリル16€Img_0699_204

 ワインは500mlのカラフェで6.5€と庶民価格、前菜と食後のアイスクリームももらってお代は54.5€だった。活気があって楽しい店だ。

2018年7月 6日 (金)

ローマ、トラステヴェレ界隈

 シエナで娘夫婦と別れてローマに戻り、7泊したのがトラステヴェレ地区。

 ローマ中心部から見るとテヴェレ川を挟んだ対岸で、かつては庶民の住宅地だったらしい。今でもオフィスビルや大型ホテルはなく、入り組んだ路地を歩けば昔の風情が想像できる。地区を東西に走るルンガレッタ通りにはレストランやカフェがずらっと軒を連ねていて、夕方からは連日大変な賑わいをみせる。

 地区中心部にあるサンタマリア広場

 泊ったアパートはルンガレッタ通りの入り口に位置していてどこへ行くにも便利なところだった。それでいて車が入って来れないのでとても静かだ。部屋は60㎡の広さで、昨年同時期に泊ったパリのマレ地区のアパートと比べると3倍ほど広いのだが、料金はこちらの方が1泊89€とかなり安い。Dscn1216_194

 通りにはストリート・ミュージシャンも大勢集まってくるImg_0554_201

 歩いて少しのところにある青空市場も楽しい。青空で常設の市場となるとローマでもこの地区にしか残っていないらしい。Img_0689_202

 トラステヴェレは石畳の路地が複雑に入り組んでいる。滞在終盤になってようやく地図を持たずに出歩けるようになった。

 日本に帰ってからウディ・アレン監督の「ローマでアモーレ」を見直してみた。主人公の1人(ジェシー・アイゼンバーグ)はトラステヴェレにアパートを借りていることになっていて、街角の風景が随所に出てくる。Screenshotromewithlove_213

 偶然なのだが、上の場面のロケ地である“Porta Settimiana”付近を撮影していた。Dscn1347_198

 ウディ・アレンはヨーロッパの都市を舞台にご当地映画を何本か作っているのだが、これでそのうちのかなりを制覇したことになる。ロンドン、ヴェネチアはまだ当分先になりそうだけど。

 アジアが舞台のご当地映画も撮影してもらいたいのだが、京都はどう?

2018年7月 1日 (日)

シエナでビブ・グルマン店へ

 ミシュランガイドは“赤”も“グリーン”もこれまで一度も買ったことはないのだが、旅先やレストランを決めるには何かと参考にしている。

 シエナでの最終日は娘夫婦たちとそのビブ・グルマン評価のレストランへ繰り出した。店の名は“La Taverna di San Giuseppe”

 テーブルにはクロスはかかっていなく一見カジュアルそうに見えるのだが、実際の雰囲気はかなりの高級感を感じさせる。ワインリストも分厚い。

 まずは前菜二皿を4人でシェアR0013924_188

R0013926_189

  メインはTボーンステーキ2Kg弱を4人で取り分け。さすがに美味しい。R0013929_190  

 デザートは無理だろうと予想していたのだが、娘達はたどり着けた。私はデザートワインをグラスで。R0013931_191

R0013932_192

 ちょっと奮発したのだが、シエナで最後のランチを堪能することができた。

 シエナのグリーンガイドはこちら

tool