NASのハードディスクを交換
小型のNASを自宅に導入して5年経過した。NASとはネットワーク に接続して使用するファイルサーバー専用機のことだが、家中のファイルを一括管理できるので非常に便利だ。内部にはハードディスクを2台インストールし、ミラーリングでデータを堅牢化させている。
久しぶりにそのハードディスクをチェックしてみたところ、うち1台の"Raw Read Error Rate"が18万オーバーとの異常値を示している。稼働時間が2.5万時間になってきているので、そろそろ寿命が近づいているようだ。
仕方ないので、さっさと代替のハードディスクを発注した。物はウェスタンデジタルのブルーシリーズの2TBで、お値段6,100円也。
NASに組み込む前に念のため初期不良がないかテストしてみた。デスクトップPCにハードディスクを接続し、ウェスタンデジタル純正のツールで"Extended Test"を実行。4時間半もかかったのだが、結果は"Completed successfully"。
もうひとつする事がある。ウェスタンデジタルがハードディスクに仕込んでいる余計な機能を無効にすることだ。消費電力を抑えるための"IntelliPark"という機能なのだが、有効なままでNASに組み込むと磁気ヘッドが頻繁にディスクから退避する現象を起こし、製品寿命を縮めることになってしまう。
製造元のウェスタンデジタルは無効化するツールの配布を中止してしまったため、個人が無償で公開している"WDIDLE3 for Windows"をダウンロードして実行した。無事に無効化成功。
交換して、NASから取り出した問題のハードディスク。ツールでQuick Testを行ってみたのだが、やはりというか開始後45秒でリードエラーが出てアウトとなってしまった。
消失のリスクを減らしてデータを管理していこうとすると、コストも手間もそれなりにかかってしまう。
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