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2019年12月 6日 (金)

旅とキャッシュ

 海外旅行中の支払いなのだが、今までだとまとまった金額はクレジットカード、カフェのコーヒー代ぐらいなら現金という感覚で使い分けてきた。

 今回の旅行ではキャッシュレス社会が到来しているという情報が頭の中にインプットされてきたこともあり、細かい支払いでもカードを取り出すことが増えることになった。

 経由地の上海空港ではコンビニで水一本を買う際にもスムーズに使えたし、バルセロナとリスボンでは地下鉄のキップ一枚でもクレジットカードが使える。レストランでも少し前まではレジへ出向いてPINコードを入力しなくはいけないような店もあったが、もうそんな店はなくて、どの店も端末をテーブルまで持ってきてくれる。

 中国はもちろん、ポルトガルでも日本よりキャッシュレス化が進んでいる。驚いたのが上海空港の自販機、中国の人は自分の顔を自販機で認証させて水のボトルを買っている。

 もはや現金はさほど必要ではないし、割高になることすらある。リスボンでは金融危機の影響で合理化が進んだ結果だと推測するのだが、銀行単独で設置しているATMがまったく見当たらない。見かけるATMは日本のコンビニのATMのように各行から業務を受託している会社のATMだけ。そのせいでユーロのキャッシングをする際にはしっかりと手数料が徴収される。もはや旅行中に現金を使うのはできるだけ避けるのがベターということになる。

後記)

 先日所用で市内中心部のコイン駐車場を利用したところ、清算機はコインを受け付けず、「1,000円札のみ使用可能」と表示される。気を取り直して最初のメニュー画面に出てくる「クレジットカード使用」を選択したところ、PINコード入力なしであっと言う間に支払い完了となりレシートが出てきた。田舎の地方都市でもキャッシュレス化の波が来ていると実感した。遠くない時期に「コインパーキング」という通称は死語になるのだろうね。

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